横浜DeNA、ドラフト5位の関根大気選手を1軍キャンプに抜擢、新人5選手が入る

三上朋也, 嶺井博希, 柿田裕太, 関根大気, 平田真吾

 横浜DeNAは昨年のドラフト会議で指名した5選手の1軍キャンプ入りを発表した。ドラフト1位の柿田裕太投手、ドラフト2位の平田真吾投手、ドラフト3位の嶺井博希捕手、ドラフト4位の三上朋也投手に加え、ドラフト5位で高校生外野手の関根大気選手が選ばれた。

 

50m5.8秒に高校通算33本塁打

 関根大気選手は東邦高校出身の外野手で、甲子園出場はない。ただし50m5.8秒の俊足ながら高校通算33本塁打のパンチ力があり、遠投も115mと強肩で、素質の高い選手として他球団のスカウトも注目していた。ドラフト会議ではもっと上位で指名される可能性もあったが、ドラフト5位で横浜DeNAが指名した。

 合同自主トレで中畑監督が関根選手を視察し、「脚力が際立っているし、動きもシャープ。年齢に関係なく動きを見て1軍に抜てきした」と、ルーキーという事も関係なく、その高い素質で他の1軍の外野手と競うことができると判断したようだ。高校生野手ルーキーの1軍キャンプ入りは14年ぶりとの事。

 外野手争いでは、荒波翔選手や多村仁志選手、松本啓二朗選手などに加え、今年から梶谷隆幸選手が外野手に加わるようだ。レギュラーを奪う壁は高いが、1軍キャンプに最後まで食らい付き、オープン戦でもらったチャンスで答えを出して、開幕1軍を目指して欲しい。

 

社会人出身3投手と嶺井捕手も1軍キャンプ入り

 その他では投手陣に、社会人出身3投手、柿田裕太投手、平田真吾投手、三上朋也投手の3人が選ばれた。柿田投手は先発としてまだ21歳と若く、これからのチームを支えていく投手に、平田真吾投手は150km/hの速球を武器にリリーフとして、三上朋也投手はスリークォーターからの速球とスライダーを武器に戦う。法政大の後輩で昨年6勝を挙げている三嶋一輝投手などと勝負する事になる。2軍には国吉佑樹や須田幸太投手、藤井秀悟投手などがおり、常に入れ替えを意識したサバイバルゲームとなる。

 また捕手は鶴岡捕手が阪神に移籍し、9年目となる黒羽根利規選手、3年目となる高城俊人選手、そしてドラフト3位で亜細亜大出身の嶺井博希捕手の3人が選出された。2軍キャンプには靍岡選手、西森選手と育成のモスカテル選手がおり、捕手は6人で1軍ベンチ3枠を争う事となり、いずれの選手も1軍経験はまだ多くない。亜細亜大で東浜巨投手、九里亜蓮投手、山崎康晃投手などをリードして最後に日本一を成し遂げた嶺井捕手に期待がかかる。

 

 「ここでやっていく上で、レギュラーは目標。チャンスがあれば、今年からアピールしたい」。東邦高の学年末テストを終え、新人合同自主トレに再合流したばかり。即戦力のドラフト1位右腕・柿田らとともに、中畑監督の“1次試験”をパスしてみせた。

 50メートルを5秒8で走る左打者。「(打ち方が)シンプルなのに打球を飛ばす」と中日・森野を参考にしてきた。高校通算33本塁打。2年夏までの5発から、一気に量産するほど成長著しい。身長174センチは阪神・掛布DCとほぼ同サイズ。“ハマの掛布”としても、期待を持たずにはいられない。

 18日に視察したキヨシ監督は「思い切りがいいね」と打力を評価し「キャンプまでに振り込んでおけ」と宿題も出していた。同時にルーキー全員へ求めているのが「存在感」。関根は1軍キャンプ完走はもちろん「目に留めてもらえるような存在感を出したい」と宣言した。

 球団の高卒新人の1軍スタートは00年以来14年ぶり。00年は権藤監督の方針で高卒の1位・田中ら新人全8選手が1軍スタートだったが、関根は実力で勝ち取った。18日に新人合同自主トレを視察した中畑監督は「脚力が際立っているし、動きもシャープ。年齢に関係なく動きを見て1軍に抜てきした」と説明した。

 さらに、イチロー(ヤンキース)とも重ね合わせた。同じ愛知出身で左打ちの外野手。走攻守三拍子そろい、下位指名(イチローはオリックス4位)なところまで一緒で「ティー打撃でもフォロースルーを大きく取って、イチローをどこか意識しているように感じたね。イチローを超えろ!それくらい期待している」と指揮官。故郷の英雄と比較された関根は「凄いの一言で収まりきらない方」と謙遜したが、甲子園経験のない無名の高卒新人が「ハマのイチロー」となれば、チームにとっては掘り出し物だ。

 「キャンプは分からないことだらけなので、必死についていく」と柿田。同2位の平田(Honda熊本)、同4位の三上(JX―ENEOS)とともに、即戦力として期待されているだけに「自分の力で(先発)ローテーションをとれるように準備したい」と必死の形相でブルペンで投げ込むなど、初のキャンプに向けて余念がなかった。


PAGE TOP