東北楽天・則本昂大投手、オリックス・松葉貴大投手の対決ならず

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 東北楽天とオリックスの試合が雨天中止となった。プロ入りし成長した二人の投げ合いは持ち越しとなった。

 2012年の大学野球選手権、選手権の常連で140km/h後半の速球とフォークボールを投げ既に高い評価をされていた大体大・松葉貴大投手と、150km/hを越す速球を持つが全国ではその姿を見せていなかった三重中京大・則本昂大投手が投げ合い、則本投手は噂どおりの速球と多彩で鋭いスライダーで20奪三振を記録し1失点、対する松葉投手も安定した投球で許したのは1点のみで延長戦に入る。タイブレークとなった延長10回、則本投手が暴投で1失点するもその後の失点を抑えたが、その裏、松葉投手は1点の得点も許さずに松葉投手に軍配が挙がった。

 この投球で則本昂大投手は進路を社会人からプロ入りへと変え、プロもドラフト上位候補確実と評価した。現在13勝を挙げ、チームの優勝に邁進しているルーキーが生まれるきっかけとなった試合だった。松葉貴大投手は現在4勝5敗、「あっちは新人王候補だが、同期には負けたくない。いつも以上に気合が入っていた」と話し中止を恨めしがった。投げたかっただろう、そしておそらく負ける気はしていなかったのではないだろうか。

 東北楽天には大体大で左右の2本柱を務めた宮川将投手もいる。松葉投手にとって東北楽天は負けられない相手が揃っている。ルーキーと呼ばれるのもあと数試合で終わってしまうが、できればそう呼ばれている間に再戦が見たい。

大卒新人対決に松葉気合も雨天中止で残念  - スポーツニッポン:2013/9/16

 オリックスの松葉は、楽天・則本との大卒新人同士による投げ合いが雨で中止となり、残念がった。「あっちは新人王候補だが、同期には負けたくない。いつも以上に気合が入っていた」と恨めしそうに空を見つめた。

 森脇監督も「松葉がどういう投球をするか楽しみだったから残念。恵みの雨ではないね」と大雨の中、急ぎ足でバスに乗り込んだ。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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