東北楽天ドラフト2位ルーキー・則本昂大投手が10勝、小川泰弘投手に続きルーキー2人目

則本昂大

 セリーグでは東京ヤクルトのドラフト2位ルーキー・小川泰弘投手が12勝を挙げているが、パリーグでも東北楽天のドラフト2位ルーキー・則本昂大投手が10勝を挙げた。

 則本投手はこの日、148km/hの速球とスライダーで5回まで無失点、6回に2点を失ったものの7回を投げて5安打4奪三振2失点と好投し、10勝目を手にした。これで10勝6敗となり、首位を走る東北楽天に大きく貢献をしている。

 星野監督は「新人2桁、これは立派。開幕投手だからな。俺、見る目あったな」と話した。三重中京大時代に153km/hを投げる無名の選手として名前が挙がってきて、三重中京大が最後となる大学4年の大学選手権で1試合20奪三振を記録、秋にも明治神宮大会に出場し、ドラフト2位指名でプロ入りした。このサクセスストーリーは感動を与える。

 パリーグは田中将大投手が15勝を挙げ、これに追いつくのは厳しいが、摂津投手の11勝に続く堂々のリーグ3位の勝ち星を挙げている。セリーグは小川泰弘投手がトップを走り、巨人の菅野智之投手が9勝、阪神・藤浪晋太郎が7勝を挙げており、10勝に手が届きそうだ。ルーキー豊作の年とはいえ、両リーグでこれだけのルーキーがローテーションに入り、そして10勝を挙げる事になれば大変な事だと思う。

 この波に乗り切れなかったチームは今年のドラフトで挽回して欲しいし、今年もドラフト2位指名が注目されそうだ。

 「節目なんで。どこかに飾らないと…。2桁を目指してやってきたし、8月にできて良かった」。絶対エース・田中の入団1年目の23試合目を上回る、19試合目での10勝到達。「マー君超え」に加え、パ・リーグ新人でも一番乗りで2桁勝利を手にした。「田中さんは1年目に11勝した。まず次に勝って、並びたい」との言葉は力強かった。

 6日の先発予定が降雨中止になった際、ブルペンで佐藤投手コーチから「肘をもう少し下げた方がいい」とアドバイスされた。「一番腕を速く振りやすい位置がある。今までは、奇麗な回転のボールを投げようと肘を無理に上げていた」とフォームを微調整。これがはまった。6回に先頭打者への四球から2失点したが、あとは危なげなし。100キロ台のカーブ、スライダーなどを織り交ぜて、打者を手玉に取った。

 「新人2桁?おお、立派だ。これは立派。開幕投手だからな。俺、見る目あったな」。星野監督は冗談めかしながら、奮投のルーキーを褒めた。チームは再び最多タイの貯金19。最短で13日にもマジック35か36が点灯する。開幕15連勝の田中がいる。そして則本がいる。だから楽天は、強い。

マー君以来!楽天・則本10勝、パ新人一番乗り  - サンケイスポーツ:2013/8/9

 「ずっと2桁勝利を目指してやってきた。これまで野手の方々に助けられて勝ってきた。これからは自分が頑張って助けたい」。7回を5安打4三振2失点。五回までは二塁を踏ませなかった。最速148キロの直球に、カーブ、スライダーを低めに集めて打者に的を絞らせなかった。

 高卒新人だった田中と単純に比較はできないとはいえ、07年の田中の11勝まであと1勝。「日本一の投手を間近で見られる環境は本当にいい。田中さんの11勝に並びたいです」。リーグ新人10勝一番乗りで、ロッテ・西野らと争う新人王にもまた一歩、近づいた。


PAGE TOP