日川・山田基樹投手、最速143km/hも9回6安打6奪三振2失点と好投

日川高, 山田基樹

 夏の高校野球、第1日目第3試合は日川の山田基樹投手が箕島打線を相手に好投を見せた。

 194cmの長身から146km/hを記録し、試合前には150km/hを記録したいと山田基樹投手だが、この日はストレートが走らずに最速は143km/hでほとんどは130km/h中盤前後だった。しかし、ストレートは角度をつけて低めに決まると、大きく曲がるフォークボールでタイミングを外して打ちとっていった。

 夏までは豪快な投球で三振も奪うが四球で失点していた。しかし、7月にフォームを変え、コントロール重視の投球ができるようになったとの事。まだまだ進化しているようだ。

 打撃でも初回にインコースを振りぬいてレフトスタンドに運ぶパワーを見せた。次は大阪桐蔭打線が相手となる。昨年まで197cmの藤浪晋太郎投手がチームメイトで当然藤浪投手の球も打ってきているだろう。この打線に対してコントロール重視でいくのか、球威で勝負するのか、次戦も注目だ。

山田、先制弾&完投!日川3発で聖地1勝!  - サンケイスポーツ:2013/8/9

 「初球から真っすぐが多いかなと思って、振ったら当たりました」

 この一発が刺激になり、四回に4番・山形、五回に1番・広瀬もアーチをかけ、山田が「記憶にない」という1試合3本塁打で古豪・箕島を粉砕。日川にとって、大きな甲子園初勝利だ。

 「学校の歴史を塗り替えられて、うれしい」と山田。3番打者として満足いく結果だったが、「山梨のダルビッシュ」の異名を取る投手としては、山梨大会で最速147キロを記録した自慢の直球が走らず、変化球頼りで2失点。1メートル94の大きな体を縮ませた。

 「山梨のダルビッシュ」の異名を取る右腕が、箕島打線を6安打に抑え、2失点で完投した。最大の武器は1メートル94の長身から投げおろす直球とスライダーだ。身長が伸びた理由を「遺伝と睡眠」と笑う。父・芳樹さん(47)は1メートル90。バレーボールの実業団の強豪・東レに89年から4年間所属していた。

 山田も中学までバレーと野球の二足のわらじを履いていた。しかし中学3年時に父親に直談判し、高校から野球一本に絞った。スタンドから観戦した芳樹さんは「バレーだと日の丸を背負う選手になったかもしれない」と惜しみながらも「1人の男としてうらやましい」と感傷に浸った。

 打っては初回に左翼席に左越えソロを放った。次戦は昨夏の覇者、大阪桐蔭と対戦する。山田は「自分の投球がどれだけ通用するか楽しみ。失うものはなにもない。森(友哉)君と対戦したい」と力を込めた。


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