東北楽天、育成ドラフトルーキー・宮川将投手が7回1安打無失点で2勝目、元チームメイト、オリックス・松葉貴大投手は5勝目ならず

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 ルーキー達の1年と言ってよい今年、育成ドラフトのルーキーも躍動した。

 東北楽天の宮川将投手は大阪体育大で、左の松葉貴大投手と並んで活躍しプロのスカウトからも評価されていた投手だった。しかしドラフト会議では本ドラフト会議では指名されずに涙を流し、育成ドラフトの1位で東北楽天が指名をした。

その宮川将投手は先日、リリーフで育成ドラフト出身の1年目でプロ初勝利を手にすると、この日は北海道日本ハム戦に先発すると、6回1アウトまでノーヒットノーランを続け、内野安打を許したものの7回1安打1奪三振5四死球で無失点に抑えてプロ2勝目を飾った。

 147km/hの速球を軸に打たせて取り、星野監督も「ビックリだな。期待以上なんてもんじゃない。想定外だよ。」と話し、宮川投手の安定感を絶賛した。宮川投手は前日に眠る事ができず、食事も思うように取れないほど緊張をしていたという。その中での先発初勝利は見事だった。

 今回はがむしゃらさで勝利を収めたが次が本当の勝負となりそうだ。その試合で好投できれば、CSや日本シリーズなどの大切な場面での登板の可能性もある。田中将大投手のメジャー移籍の可能性が高い中で、時期エース候補として育てるために経験を積む事になりそうだ。

 またこの日はオリックスのドラフト1位で、大体大でチームメイトだった松葉貴大投手も先発をした。埼玉西武を相手に5回3安打5奪三振3四死球で2失点とまずまずの投球だったが、勝利を挙げる事はできなかった。宮川投手の2勝目について「刺激になる」と話した松葉投手、元チームメイトのライバルとこれから長い戦いが続きそうだ。

  敵地が歓声に沸いても、宮川は表情ひとつ変えなかった。6回1死一塁、陽に許した右前安打がこの日の初安打。「無安打? 意識は全然なかった。1人1人、必死に取っていこうと思っていた」。冷静に後続を断ち、7回1安打無失点。プロ初先発で2勝目を手にした。

 ようやく解放された。登板前夜も、深夜0時にベッドに入ったが眠れなかった。「朝食も取れなかったし、顔が白いと言われました。緊張したけど、始まったら平常心になれた」。マウンドではいつも通り、思い切り腕が振れた。MAX147キロの直球を軸に、日本ハム打線を寄せ付けなかった。

 あこがれの右腕から力をもらった。大体大の先輩にあたるレッドソックスの上原だ。大学時代、上原が練習後も走っていたことを聞くと、同じように走り込んだ。メジャーで胴上げ投手の快挙は、携帯のニュースで知った。「刺激になります」。先輩の雄姿が励みになった。

 雑草でも、花は咲く。試合前に真っ白だった宮川の顔は、興奮で赤く染まっていた。「きのうは緊張しすぎて眠れなかった。朝食も食べられなかったし…。今?眠いです」。1位といっても育成ドラフト。そんな右腕がプロ初先発で7回1安打無失点の快投をみせた。

 「試合に入ったら平常心になれた。一人一人、ガムシャラにいった」

 初回、先頭の陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)をこの日最速、147キロの膝元への直球で見逃し三振。一気に波に乗った。試合前にはナインから次々に「おい、顔が白いぞ。大丈夫か?」と心配されたのがうそのようだ。一塁手ジョーンズから「Down(低く)」とのアドバイスを何度も受け、6回1死まで無安打投球。疲れの見えた7回に2四球を与えたが、2死一、二塁から大野を三ゴロに打ち取り、108球を投げきった。威力満点の直球に110キロ台のカーブ、切れのあるスライダー…。「最後はへばったけど、ゼロに抑えたのは自信になる」。新たな育成の星。雑草魂を継承する男は胸を張った。

 子供の頃から、上原浩治(現レッドソックス)が憧れの存在だった。くしくも同じ大体大に進学。上原が大学時代、練習後に左翼、右翼のポール間ダッシュを行っていたと聞くと、同じ練習を繰り返した。同期の松葉がオリックスのドラフト1位。自身は育成1位。そんな宮川は色紙に「雑草魂」と書く。「上原さんにはまだ会ったことがないけど…。シーズンの結果はチェックしていた。刺激になります」。偉大な先輩は、レ軍の守護神としてア・リーグ東地区優勝の胴上げ投手に。その上原からは楽天入団後、球団関係者に「後輩を頼みます!」とのメールが届いたという。

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