東北楽天・松井裕樹選手は憧れの甲子園で登板目指す、埼玉西武・森友哉捕手は2軍でじっくり育成

森友哉, 松井裕樹

 2013年のドラフトで指名された選手にとっても、大切なプロ1年目を迎える。松井裕樹は昨年たどり着く事ができなかった甲子園での登板を目標にしている。

 

甲子園での活躍

 松井裕樹投手を大きく成長させ、評価を挙げたのは、2012年夏の夏の甲子園大会の1試合22奪三振と、その後、ベスト4まで勝ち上がり、4試合で68奪三振を記録した事だろう。スポーツニッポンでは松井裕樹投手がインタビューに応えており、「甲子園のことは引きずっていないが、非常に投げやすいマウンド。プロでもまた投げたい」と話しているが、その大会で光星学院の北條史也選手、田村龍弘選手と対戦し敗れたこと、そして3年生では甲子園で優勝するとしてスタミナなど様々な課題に取り組んだものの、多くの競合がひしめく神奈川大会で敗れて甲子園に出場できなかった事は、心残りとしてはあるのだと思う。

 

1軍キャンプ入り

 今のところ東北楽天が甲子園で試合を行うのは6月21日、22日の阪神との交流戦で、この試合では北條史也選手や昨年対戦する事ができなかった藤浪晋太郎投手と対戦する事になるかもしれない。東北楽天・星野監督は松井裕樹投手の1軍キャンプ入りを示唆している。そのまま1軍でチャンスを掴み開幕1軍に残るか、6月までに結果を残して1軍に昇格すれば、藤浪晋太郎投手と甲子園スター対決が見られる可能性もある。

 松井投手は「三振にこだわりは無い」と話し、「勝てる投手になりたい」と話した。147km/h左腕はプロでどのような進化を見せるのか、注目したい。

 

埼玉西武・森友哉選手は2軍でみっちり

 昨年のもう一人の高校生の目玉、埼玉西武ドラフト1位の森友哉選手については、埼玉西武の伊原監督が「清原や松坂のような“10年に1人、20年に1人”の逸材なら1軍もあるけど、そんな選手はなかなかいない。ゆっくり2軍でだね」と話し、2軍スタートを示唆した。堅実な伊原監督らしい感じがする。

 打撃に関しては18Uでも木製バットで結果を残しており、プロのスピードにも対応できそうだ。しかしやはり捕手というポジションではいろいろ都やる事があり、スローイングやキャッチングもより一層レベルアップが必要になるし、投手陣の信頼を得るためにも、とにかく多くの投手の球を受けて、投手の特徴を覚える必要がある。じっくりと育てて、1軍で姿を見せるときには大きく成長した森選手を見たい。

 

 「甲子園のことは引きずっていないが、非常に投げやすいマウンド。プロでもまた投げたい」桐光学園(神奈川)のエースとして出場した12年夏。縦に鋭く変化するスライダーを武器に、初戦の今治西(愛媛)戦で10者連続を含む1試合22奪三振の大会新記録を樹立した。4試合で68奪三振をマークし、一躍、スター選手となった。その「聖地」で、今度は楽天のユニホームを身にまとい投げる自身の姿に思いを巡らせた。

 2年ぶりの凱旋登板。それは同時に雪辱の舞台でもある。12年夏の準々決勝・光星学院(青森、現八戸学院光星)戦では0―3で敗れ、悔しさだけが残った。ファンが期待した大阪桐蔭・藤浪(阪神)との対戦も日本一も持ち越しとなった。そして13年はセンバツ、夏ともに甲子園出場の夢はかなわなかった。

 ただ、プロで甲子園で、そして藤浪と投げ合う可能性は十分にある。今季はオープン戦では阪神―楽天戦は組まれていないため、交流戦最終カードとなる6月21、22日がプロ初の甲子園登板のチャンスとなる。阪神には藤浪に加え、光星学院戦で致命的な2点適時打を浴びた北條も在籍する。「まだまだ自分のやるべきことが多い。誰と対戦したいとかはない」と言いながらも、特別な場所で特別な相手と対峙(たいじ)したい思いは強い。

 西武の伊原監督がドラフト1位の大阪桐蔭・森のキャンプ2軍スタートを改めて明言した。「清原や松坂のような“10年に1人、20年に1人”の逸材なら1軍もあるけど、そんな選手はなかなかいない。ゆっくり2軍でだね」と捕手ということもあり、じっくり育てる。一方、3位の最速152キロ右腕、TDK・豊田については「即戦力で獲っているから」とキャンプ1軍スタートを示唆した。


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