北海道日本ハム・大谷翔平投手がプロ初勝利、今後について意見はいろいろ

大谷翔平

 北海道日本ハムの大谷翔平投手が中日戦で先発すると、5回を投げて4安打4奪三振で3失点、チームが7-3で勝利しプロ初勝利を飾った。

 ストレートは156km/hを記録しスライダーもキレがあった。2回の1失点は外野手の前に落ちるヒットが続き不運な失点だったが、4回は2つの四死球など球が抜ける苦しいピッチングだった。栗山監督も投球内容を見て状態の悪さを指摘し、野手としての出場を減らし調整方法を再検討する方針を示した。

 ストレートもスライダーも高校時代の時と変わらない様に見える。それでも大量失点に繋がらずに抑えた所は、一歩一歩成長していると思う。高校1年目の6月にプロ初勝利をするというのはすごいことだと思う。

 ただ、投手としてもう一歩成長するためには、投手としてのスタミナや下半身の安定など時間をかける必要がありそうだ。このまま素質だけでいくよりも、まずは投手としてダルビッシュ投手のような成長を見せて欲しい。

 両方中途半端になるよりは投手としての基礎をしっかりと固めて、その上で二刀流に挑戦すべきだと思う。

 高ぶるテンションを一気に解き放った。指先にこん身の力を込め、大谷が目の前の白星をたぐり寄せた。「ラストかなと思ったんで、できるとこまで気持ちだけで投げていくんだと思った。すごくうれしい」。2点リードの5回2死。外角高めの153キロが、ルナの打球からもうひと伸びを奪った。中飛に仕留め、先発としての役目を全う。念願のプロ初勝利だ。

 指揮官の激励が効いた。初回こそ最速156キロをマークするなど3者凡退に抑えたが、2回から3イニング連続失点。4回にベンチへ戻ると、栗山監督から声を掛けられた。「納得いくボールを一球一球、投げてほしい」。2回1死二、三塁では山崎にプロ初の死球を与えるなど制球を乱しただけに、「切り替えさせてくれてよかった」とギアを入れ替え5回を3人で料理。「勝ったと自信を持って言えるものじゃないけど、(次回登板は)気持ちに余裕が出ると思う」と笑みを浮かべた。

 5回に投じた直球15球のうち実に14球が150キロ超。スピードボールを量産する秘密は踏み出した左足に隠されていた。

 リリースの瞬間、浮きながらプレート側へ戻る。通称「キックバック」。レンジャーズ・ダルビッシュ有など、速球派の投手に限られる極めてまれな特徴だ。右足で蹴り出した力を左足で受け止めて、さらに反発させることで爆発的なパワーを生み出している。「普通じゃない。あれがスピードにつながっている」と黒木投手コーチ。この日の最遅は89キロ。驚がくの67キロ差の緩急もさえた。ダル同様にボールを走らせ、最大の武器としている。

 かつて二刀流で活躍した元ヤクルト監督の関根潤三氏(86)は「素晴らしい。まずは一流の投手を目指して、投手でいけるところまでいってほしい」と語った。

 自身は近鉄、巨人で投手として計65勝、打者では通算1137安打。入団8年目に本格的に打者転向した過去を振り返りつつ「久しぶりの逸材だし、今後疲れでフォームが崩れた時は間隔を十分に空けるなど、無理させないでほしい」と首脳陣に注文を出していた。


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