巨人が2010年のドラフトで3位指名し、2014年からは育成契約をとなっていた田中太一投手、今シーズン途中に急に球速がアップし155キロを記録しているという。
大分工から5年目
田中太一投手は高校時代に148キロの速球と太一カーブと言われる大きなカーブで甲子園にも出場していた。2010年ドラフト3位で巨人に指名されてプロ入りしたが、スリークォーターから143キロ前後の速球を投げる投手となり、2014年には育成契約選手となっていた。
その田中投手だが5年目の今年シーズン途中に、「シュートの練習を始めてツーシームの握りで投げるようになったら155キロが出た。」と話し、突然球速が速くなったという。
田中投手はこの日20万円アップの510万円で育成契約をした。155キロの速球で「支配下登録を目指す」と話す。高校卒からプロ入りしやや時間がかかったものの、努力を続けた事が花開いたのだろう。このオフでこのフォームを固めて来年も同じように投げることができれば支配下登録もありそうだ。
右投げで、スリークオーター気味のフォームから繰り出す力強い速球が武器だったが、今季途中に球速が突然、さらにアップ。「今まで143、4キロだったのが、シュートを覚えようと思ってツーシームを投げるようになったら155キロが出た。指にかかりやすくなりました」と本人も驚くほどの進化を遂げた。
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