帝京敗れる、プロ注目捕手・石川亮選手はプロ入り示唆

高校野球ドラフトニュース2013年ドラフトニュース

 高校野球東東京大会では、優勝候補・帝京高校が修徳高校に敗れて夏が終わった。

 帝京高校の石川亮捕手は1年生で出場した甲子園でマスクをかぶり、1回戦の花巻東戦では調子を崩していた伊藤拓郎投手(2011年横浜DeNAドラフト9位)を巧みにリードすると、7回には大谷翔平選手から勝ち越しの足がかりとなる2ベースヒットを放ち、勝利に大きく貢献した。その後は甲子園に出場する事はできなったものの、捕手としての能力とともに、高校通算22本塁打を記録するスラッガーとしても成長し、プロ複数球団が注目する選手となった。

 この夏に再び甲子園に戻る事を目指し、ここまで2試合で6打数4安打4打点と奮闘していたが、この日は4打数1安打で0打点、9回に打てば同点と言う場面で凡退し、石川選手の高校野球が終わった。

 「まだ終わった気がしない」と話す石川選手だが、今後について「上でやれる可能性があるなら挑戦したい」と話し、プロ入りを考えている。

 多くの先輩が活躍するプロの世界で、再び大きな舞台に上る。

 ボテボテの打球が投手のグラブに収まった。2点を追う9回2死一塁、一発出れば同点という場面で、石川は低めスライダーに手を出して最後の打者となった。「この大会にかけてきた。まだ終わった気がしない」。涙はない。最後の夏を5回戦で終え、ぼう然とするしかなかった。

 自慢のバットが鳴りを潜めた。1点リードの3回1死二、三塁では外角のボール球を空振り三振。高校通算22発を誇る長打力に、勝負強さを兼ね備えた打撃でプロからも高い評価を受けるが、この日は4打数1安打0打点。4番の仕事を果たせなかった。

 今後については「上でやれる可能性があるなら挑戦したい」とプロ入りを示唆。甲子園を目指す戦いは終わったが、石川の野球人生はこれからも続いていく。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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