TDK・豊田拓矢が6回までパーフェクトも1失点に泣く、三菱重工横浜・福地元春投手も144km/h記録

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 都市対抗野球の8日目、第1試合のTDK対ヤマハの試合は、TDK・豊田拓矢投手が6回までパーフェクトピッチングを見せた。

 豊田投手はTDKで5年目となり、昨年、横浜DeNAに3位指名された井納翔一投手とは上武大学で同期として活躍した。井納翔一投手も昨年の都市対抗で好投しプロ入りを掴んだが、豊田投手もプロに手が届きそうな投球をみせた。

 勢いをつけるような躍動感のあるフォームから、変化球でストライクを奪い追い込むと、外角高めに145km/hのストレートを投げて空振りを奪い、6回までパーフェクトに抑える。7回に初ヒットを許してランナーを出すと、続く打者でレフトフライに打ち取ったものの、レフトがボールを見失い不運な3塁打で1失点した。

 結局、7回2/3を投げて2安打7奪三振も悔しい敗戦となった。173cmと小柄ながら大学時代は152km/hを記録し、速球では今大会でもトップクラス。井納翔一投手に続き、プロ入りがあるだろうか。

 また三菱重工横浜はJR東日本と対戦、4回まで0-2となったところで、5回に 静清工でプロ注目だった187cmの野村亮介投手が登板した。野村投手は141km/hの速球に空振りを奪える大きなスライダーも見せるなど悪くは無かったが、制球が悪くランナーをためて満塁ホームランを浴びてしまう。結果は1/3回で2安打1四死球自責点3だったが、フォーム、ストレート、変化球とも良い球を投げていた。制球力がよくなってゆけば来年のドラフト候補となりそうだ。

 野村投手をリリーフしたのは九共大出身の1年目・福地元春投手、大学時代に151km/hを記録していたが、この日も最速144km/hを記録、140km/h前後だが打者が全くタイミングが合わずに空振りを奪えるストレートは、コンパクトで速い腕の振りもあり、打ちづらいようだ。ストレートも低めに決まりあとは変化球のキレが増せば、速球派左腕という事で来年のドラフト上位候補に入ってきそうだ。

 三菱重工横浜は完敗の中でルーキー左腕の福地が好投した。

 5回、満塁弾を浴びた野村に代わって登板。140キロ台の直球で押して、1回2/3を無失点で3三振を奪った。「腕を振ることだけを考えた。自分の持ち味は出せた」。九州共立大時代は最速151キロをマーク。ドラフト解禁となる来年へ「負けている場面を任されるのが現状。流れを呼び込める投手になりたい」と、課題の制球を磨いて、上のステージを目指す。

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