高校野球千葉大会では、プロ注目の投手とスラッガーが活躍を見せた。
先日の試合で147km/hを記録した千葉英和の小又圭甫投手が横芝敬愛戦で先発すると、8回を投げて6安打10奪三振で2失点に抑えて勝利した。この日は144km/hを記録、右打者のインコースにキレの良いストレートを投げ、スライダーでタイミングを外すなど効果的なピッチングを見せていた。
この試合には広島の尾形スカウトが視察し、「関東の高校生であれだけ投げられる投手はいない。関東一の中村と並ぶ逸材」と関東屈指の評価をした。
フォームとストレートの角度が良かった。大体138km/hくらいだが、制球力が良かった。反対に変化球は物足りない感じがあり、今後は変化球を磨く事で素晴らしい投手となりそうだ。毎年高い素質を持った投手がプロ入りを伺う千葉県、今年は小又投手に絞られた感じがする。
また野手で注目されるのが1年生から習志野の4番を打つ松山大志選手、この日は3安打2打点を記録した。投手としても130km/h後半の速球を持っており、この日も試合前にブルペンに入り肩を作っていたという。準決勝、決勝では登板の可能性がある。
第95回全国高校野球選手権千葉大会(21日、QVCマリン)習志野は序盤に小林監督から「振りが小さい。思い切っていけ」と指摘された打線が17安打と奮起し、多古を8-1で圧倒した。投打両方でプロから注目される4番松山は3安打2打点と活躍したが「まだ調子は6、7分ぐらい。準決勝、決勝にピークを合わせたい」。試合前はブルペンで約20球を投げたが、八回コールド勝ちで登板機会はなかった。
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