今年のセンバツ大会に出場する佐野日大が常葉菊川、浜松工と練習試合を行った。NO1左腕と評価される田嶋大樹投手が2回をノーヒット4奪三振、球速は144km/hを記録し、6球団のスカウトも高い評価をした。
6球団のスカウト視察
この日はWヘッダーとなったが、田嶋投手は常葉菊川戦の5回から登板すると、2イニング目となる6回に144km/hを記録した。2回のみの登板だったが、強打の常葉菊川打線をノーヒットに抑え、4つの三振を奪う貫録のピッチングを見せた。
田嶋投手は球速を聞き、「そんなに出ていたんですか、びっくりしました」と話したが、「今日の出来は70、いや60点くらいでした」と話している。昨年の秋季大会で左足首の靭帯をケガした影響から、本格的な投球を始めたのは先週の事のようで、1週間で144km/hを記録しこれだけのピッチングを見せたことになる。
自分が思うよりも球速が出ていたということで、成長を実感したことだろう。この日は、阪神、福岡ソフトバンク、東京ヤクルト、オリックスなど6球団のスカウトが視察し、「上下のバランスが良くなった」と評価された。また「甲子園では148km/hぐらい出てしまうんじゃないか」と話しが出ており、益々評価が高まりそうな予感がする。
今秋ドラフト候補左腕の田嶋は常葉学園菊川戦の5回から今年初登板。ソフトバンクなど国内6球団のスカウトが視察する中で、2回をパーフェクト、最速144キロを計測した。自己最速にあと1キロと迫り「自分でもびっくり」と笑顔。チームは2試合とも4―5で敗れはしたが、松本弘司監督は「本人が一番ホッとしたのでは」と話した。
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