佐野日大・田嶋大樹投手が145km/hで6回12奪三振、埼玉西武が視察

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 佐野日大が神奈川県の日大藤沢グラウンドで、日大藤沢、駒込学園と練習試合を行った。注目の左腕・田嶋大樹投手は日大藤沢戦に先発すると自己最速タイとなる145km/hを記録し、6回3安打12奪三振で無失点に抑えるさすがのピッチングを見せた。

 

145km/h記録

 田嶋大樹投手は先週の常葉菊川戦で3回1失点だったが、この日は3回に144km/hを記録すると5回に自己最速タイの145kmを記録、さらに「ストレートとカーブでいい」と監督から言われていたもののスライダーも織り交ぜると面白いように空振りを奪い、6回で12三振を奪う結果となった。

 許したヒットは3本のみ、1本は3ベースヒットでチャンスを作られたものの、落ち着いて後続を抑えて6回無失点に抑えた。田嶋投手は「抽選で相手が決まり、気を引き締めないといけないと思っていました」と話し、本気の投球を見せていた。

 

埼玉西武スカウトが視察

 この試合には埼玉西武の竹下スカウトが視察し「センバツが楽しみですね」と話した。180cmの大型左腕で145km/hを記録して制球力もある田嶋投手、昨年の松井裕樹投手と比べても勝るとも劣らない。一昨年の東北楽天のドラフト1位・森雄大投手よりは田嶋投手の方が上だと思う。今の所、阪神がドラフト2位で高校生を指名する模様で田嶋投手も候補に入っているが、センバツや夏の活躍次第ではドラフト1位で消えるだろう。

 また駒込学園戦ではこちらもドラフト候補の稲葉恒成投手が先発すると、1失点完投勝利を挙げた。183cmから141km/hの速球を投げる稲葉投手も実力は高い。佐野日大からは2011年の巨人ドラフト1位・澤村拓一投手(中大)、2012年の東京ヤクルト育成ドラフト2位・金伏ウーゴ投手(白鴎大)、2013年東京ヤクルトドラフト4位の江村将也投手(ワイテック)、2013年東北楽天ドラフト5位の西宮悠介投手(横浜商大)と、出身者が4年連続で指名されている。田嶋大樹投手は直接プロ入り、稲葉恒成投手も将来はプロの世界で戦っていそうだ。

 

 四回、自己最速に並ぶ145キロの直球で7個目の三振を奪った田嶋が小さくガッツポーズを繰り出した。抽選会後の初登板を6回3安打無失点。6連続を含む計12の三振の山を築いた。

 「三振の数は聞いて分かっていた。抽選で(1回戦の)相手が(鎮西に)決まり、気を引き締めないといけないと思っていました」

 対外試合解禁日の8日の常葉学園菊川戦(静岡)は3回1失点。この日は気温が13度まで上昇したこともあり、球への指のかかり具合も、腕の振りもよく、二回に142キロ、三回に144キロを記録。四回にはベストタイの最速145キロまでに達した。 中略 

 この日の快投劇にスカウトの評価も上昇。「将来は能見(阪神)か菊池(西武)タイプ」というのが、大方のスカウト評で、この日、変化球をチェックした西武の竹下スカウトは「センバツが楽しみですね」と話した。

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