仙台三がセンバツ出場の東陵に勝利、中村希生投手が好投

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 高校野球宮城大会では仙台三vs東陵の試合が行われ、仙台三が3-1でセンバツに出場した東陵を下した。

仙台三が勝利

 仙台三はエースの中村希生投手が7安打を許しながらも12個の内野ゴロを打たせ、1失点に抑えて完投勝利した。

 中村投手は2年時に135km/hを記録し東北大会にも出場するなど注目をされていたが、ストレートは140km/hを記録するようになり、力強さが増した。

 中村投手は「0点で抑えられなかったのは悔しい」と8回に1失点した事を反省していた。

 

東陵が敗れる

 今年の宮城大会は仙台育英がスバ抜けて評価が高いというわけでもなく、東北なども含めて混戦模様になると予想されていた。その中でセンバツに出場した東陵も優勝候補に挙がっていたのだが、2回戦で敗退した。

 2年生エースの佐藤洸雅投手は172cmと小柄ながら137km/hのキレのある速球がある投手。センバツでは白鴎大足利に6回途中で13安打8失点と苦い経験をしたが、この日は8回6安打3失点とエースの仕事をした。

 「抑えなきゃいけないところで抑えられなかった。情けないです」と話した佐藤投手だが、来年再び甲子園を目指して成長するだろう。

 県内有数の進学校らしく、計算通りの投球だった。直球とスライダーを低めに集めると、東陵の強力打線の打球は次々と地をはった。「内野ゴロを多く打たせようと、低めに集めました」。三振は3つだったが、27アウトのうち最多の12を内野ゴロで奪った。

 4強に進出した昨夏も登板した経験を生かし、冬場のトレーニングでは直球を磨いた。中川とキャッチボールでも“バッテリー”を組み、約40メートルの距離でしっかり相手の胸に投げる練習で制球力がアップ。約135キロだった球速も140キロ出るようになった。

 悔しさをかみしめながら、東陵・佐藤は整列に加わった。1―3の9回2死一塁。自ら放った飛球は左翼のグラブに収まり、最後の打者となった。「抑えなきゃいけないところで抑えられなかった。情けないです」。エースとして8回6安打3失点で完投負け。先輩たちと夏に戻りたかった甲子園への道が閉ざされ、責任を背負った。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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