前橋育英・高橋光成投手が敗退、進路はプロ一本

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 高校野球群馬大会では前橋育英が健大高崎に2-6で敗れた。6回まで無失点と好投した前橋育英・高橋光成投手だったが、7回に制球を乱して6失点し、甲子園連覇は逆転で散った。

1年間

 高橋光成投手は昨年の夏に2年生エースとして甲子園を制覇したが、選出された18Uワールドカップではほとんど登板せず、秋季群馬大会では初戦で敗退した。今年1月には右手親指を骨折し握力が激減するなど、故障にも見舞われた。

 春に投球を再開したものの、春季大会では登板せずにチームは初戦敗退、その後の練習試合でも好投を見せたと思えば、次の試合には制球を乱して失点を重ねていた。

 この日は6回までは最速で147km/hを記録した伸びのあるストレートが決まり、2安打無失点と好投を見せていた。しかし7回2アウトから球数が100球近くになってから急に制球を乱し、押し出し死球等も含めて5安打3四死球で6失点した。8回を投げて7安打8四死球で6失点、これが高校最後の試合の投球内容となった。

 「期待に応えたい気持ちがあって、プレッシャーを感じ悩んだこともあった。大変な1年でした。」と高橋投手はこの1年間について語った。

 

プロへ

 この試合には11球団35人のスカウトが集まった。

巨人・原沢敦球団代表兼GM:「あの1イニングで評価が変わることはない。上位候補。体を見ても、素材としても。高いレベルでもう少し、試合を見たかったですね」
広島・高山健一スカウト:「ボール自体はシーズンで一番良かった。右打者の外角に決めた147キロは1軍クラス。」
横浜DeNA・吉田孝司スカウト部長:「大きくなった体を使い切れていない印象だったが、直球は素晴らしい。体を生かしたストレートとフォークをよく見せてもらった。負けても関係ない。上位で消えるでしょう。
中日・中田宗男スカウト部長:「ケガで一番投げなきゃいけない時に投げられなかったのでは。でも春よりしっかり投げている印象。」
西武・鈴木球団本部長:「高橋の評価は変わらない。きょうの相手は一番強かったんじゃないかな」
北海道日本ハム・大渕スカウトディレクター:「昨夏の甲子園の状態を見せてもらえれば、それで十分に評価できます。きょうの投球は、そこに近いものになってきていると思います」
阪神・中尾スカウト:「いい時に比べたら8割くらいだが、腕も振れている。大舞台になるとアドレナリンが出る」

 高橋投手は卒業後の進路について「上の世界でできることを信じてトレーニングしたい。プロに行けるようにしたいです」と話し、プロ志望を表明した。また荒井監督も「本人の気持ちを尊重します」と話した。

 高橋投手の物語は高校2年の夏がクライマックスではない。これからが物語の始まりになる。

 魔の七回だった。2点リードで迎えたが、二死走者なしから四球を機に右前打、四球で満塁。その後も死球でまず1点。相手の3番・脇本直人外野手(3年)に右前2点適時打で逆転され、4番・柴引良介内野手(2年)には中越え2点三塁打を浴びるなど、この回に6点を献上した。

 「あの回がなければ勝てた」。ベンチで唇をかんだ高橋光は、1月に右手親指を骨折。100球を超え、球威が落ちたところを打ち込まれた。

 昨夏の主力は大半が卒業し、1メートル88の大型右腕にとっては苦悩の1年だった。チームは昨秋と今春の県大会のいずれも初戦で敗退。「あの(優勝の)後は勝って当たり前というプレッシャーを感じ、練習試合で打たれて、悩んで落ち込んだこともあり、大変な1年だった」という。

 昨夏、2年生で優勝投手となった今秋のドラフト1位候補の右腕、高橋光成(こうな)投手(3年)が七回に悪夢の6失点。巨人の原沢敦・球団代表兼GMら11球団35人のプロ関係者が見つめる中、最後の夏が終わった。

 敗れはしたが、視察した11球団35人のスカウトの評価は不変だ。自己最速にあと1キロと迫る147キロをマーク。巨人・原沢敦球団代表兼GMは「あの1イニングで評価が変わることはない。上位候補」と評した。

 進路を問われた高橋光は「上の世界でできると信じてトレーニングを続けたい」とプロ志望を明言。目指す投手像を問われると「どんな試合でも負けない投手に」と言い切った。プロ注目の右腕は涙を拭き、顔を上げて高校生活最後の夏に別れを告げた。

 次の舞台はプロ。巨人・原沢GMら編成トップを含めて集まった11球団35人が、光成の評価そのものだ。「上の世界でできることを信じてトレーニングしたい。プロに行けるようにしたいです」。悔しさで消え入るようだった声が、この時だけはハッキリ聞こえた。

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