秀岳館が初戦敗退、有村大誠投手は10回投げて11奪三振も敗れる

高校野球ドラフトニュース2016年ドラフトニュース

春季高校野球九州大会が開幕した。センバツベスト4の秀岳館は大分高と対戦し、延長13回の熱戦を繰り広げたもののタイブレークとなった13回に力尽きた。

エース追いつかれる

地震の影響で秀岳館の選手も県外の選手は一時実家に戻り、そこで各自練習をしていたという。再び全部員がそろったのは5月8日だった。しかしその後も練習試合ができず、実戦なしでこの大会を迎えた。

さすがにセンバツベスト4のチームだけあり2回には3点を先制する。そして3回途中からは184cm右腕の有村大誠投手が登板した。しかし有村投手は3回と5回に1失点、それでも11奪三振の力投で4-2とリードを守り8回まで終えたが、9回裏に2点を奪われ同点に追いつかれた。その後、12回までを無失点に抑えたが、13回タイブレークで1失点し敗れた。10回を投げて120球、11安打11奪三振3失点という内容だった。有村投手も大阪の実家に戻っていたが「やることはやっていた。地震を言い訳にしたくない」と話した。

ノーアウト1,2塁で始まるタイブレークでは、スタートする打順を選ぶことができるが、鍛治舎監督は2番の原田拓実選手か3番の木本凌雅選手からのスタートにしようとしたが、二人とも自信が無さげだったといい、それで4番の九鬼隆平選手からのスタートにしたものの得点を奪えなかった。鍛治舎監督は「一か月、まともな練習をしていない。甲子園まで打率5割の原田が自信がないといったのが象徴的」と話した。

夏の大会まで2か月、まだ地震の影響は残る。しかし鍛治舎監督は「ここから2か月、追い込んでいかなければ」と話した。九鬼選手や有村投手などプロ注目の選手もいる秀岳館、最後の夏に悔いのない形で臨めることを願いたい。

秀岳館高校のドラフト候補選手の動画とみんなの評価

2016年度-高校生-熊本県のドラフト候補リスト

秀岳館、力尽く 西日本スポーツ紙面 2016/5/12

 

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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