秀岳館が13安打で快勝、九鬼隆平捕手は見事な送球で盗塁封じる

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センバツベスト4の秀岳館は、ベンチ入り18人のうち15人を使う積極的な采配で常葉菊川に勝利した。プロ注目の九鬼隆平捕手は、初回に素早い送球で二盗を仕掛けたランナーを刺し、強肩を見せつけた。

強肩

4番捕手の九鬼隆平選手はこの日は初回のチャンスに併殺だったものの、4回には先頭打者でセンター前にヒットを放つとバントでセカンドに進み、ショートを強襲して高く跳ね上がるヒットの間に一気にホームインする走塁を見せた。

また初回にはカーブをワンバウンドすれすれで捕球をしてセカンドに送球すると、ストライク送球で余裕でランナーを刺す強肩を見せ、さすがプロ注目捕手というプレーを見せた。

強打

秀岳館は2番遊撃手の松尾大河選手が、ショートの守備で抜群の守備力を見せ、打撃でも2本の2ベースヒットなど4打数3安打2打点を記録した。また1年秋に4番に起用されるなど期待されながらも伸び悩んでいた天本昂佑選手が7番レフトで起用され4打数4安打を記録すると、2年生で来年の主砲候補・廣部就平選手がセンバツに続くホームランを放った。

主軸の打撃の調子があまりよくなかったが、前後の打線の活発さで勝利を手にした。

継投

また投手では2年生の川端健斗投手が先発を任されると、140キロの伸びのある速球で3回を1安打2奪三振無失点に抑える好投を見せた。しかし3回裏に代打を送られ4回から同じ2年生の田浦文丸投手が登板しこちらも4回4安打1失点と好投、そして8回からはエースの3年生・有村大誠投手が登板し2回を無失点に抑えた。有村投手は2つの四球を許し、カウント3ボールになることも多く状態は良くなかったが、何とか抑えた。

好投している投手にも攻撃で手を休めずに代打を出し継投をしてくる。代打、代走をどんどん使う積極采配で常葉菊川に勢いを渡さなかった。

栗原選手不発

常葉菊川は通算45本塁打を記録している栗原健選手が1番バッターとして内野ゴロで足の速さを見せたものの、3打数ノーヒットに終わり不発に終わった。常葉菊川は森下監督の去就の記事が多いものの、栗原選手の進路が気になる。

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1―1の7回、秀岳館の6番・広部が甘く入ったカーブを強振。打球はあっという間に左翼席へ消えた。「バットの先だったけど、しっかり振れたので行くと思った。フルスイング。それだけだった」と高校通算11号を喜んだ。

4回2死一、二塁から天本昂佑左翼手(3年)の遊撃への適時内野安打で先制。二塁走者の九鬼隆平捕手(3年)が「遊撃が後ろ向きに飛んでいるのが見えた」と好判断で生還した。

8回の走塁時に両足のふくらはぎがつってしまった栗原だが、ベンチで治療を受けて強行出場。意地を見せたが実らなかった。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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