花咲徳栄の1年生・井上朋也選手が逆転打、柔軟な打撃見せる

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花咲徳栄の井上朋也選手は、180cm84kgの右のスラッガーとして注目されるが、この日は打撃の柔軟性を見せ、只者ではない姿を見せた。

ポスト野村

この日は7番ライトで出場した1年生の井上朋也選手は、第2打席でセンターに左に鋭いあたりをうち、ぎりぎりのタイミングだったが果敢にセカンドまで走り2塁を陥れた。また、第4打席は外角低めの球に合わせてライト前に運んだ。

そして8回、ランナーを二人置き、一打逆転の場面で打席に入ると、外角の変化球をライト戦に運び、2点を挙げて逆転した。「野村さんが苦しんでいたので、助けたい気持ちだった」と先発して、5失点をしていた野村選手を助けたいという1年生スラッガー、野村選手も「1年生とは思えない。肝が据わっている」と話す。15分前集合と言っても5分前に来るような大胆な性格もあるという。

中学時代はボーイズの日本代表に選ばれ、世界大会で優勝を経験した。そして甲子園で花咲徳栄が優勝した試合を見て入学を決意すると、入学してからすぐにレギュラーとなり、春の埼玉大会で2本塁打、関東大会でも1本塁打を放った。7月1日に横浜と対戦した際には、152キロ左腕の及川雅貴投手からホームランを放った。

2003年生まれの15歳、井上選手は怪物と言える。東海大相模の西川僚祐選手とともに注目されていくだろう。これから上級生になるにつれ、相手の攻めも変わってくるし、チームを背負うようになると打席での気持ちも変わってくる。でも今は怖いもの知らずでどんどん振っていけばいい。

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大阪・四條畷中時代に世界大会優勝経験のある井上は、同校に入部してすぐにレギュラーとなった。7月1日の横浜との練習試合では、最速152キロを誇るプロ注目の2年生左腕、及川から左越え2ランを放った。活躍が外国人助っ人のようであり、井上の「ウエ」が入っている元中日のパウエルをもじって「イノエル」とチームメートに呼ばれる。
 エース兼4番の野村が「1年生とは思えない。肝が据わっている」と話す15歳とは思えない大胆さも持つ。15分前集合と言われても、姿を見せるのは10分前後遅れて5分前。大阪入りして「いっぱい食べた」と体重が6キロ増え、試合後には「ちょっと体が重かった」と頭をかいた。ナインからは「太りすぎ」と言われるムードメーカーでもある。

強心臓ぶりを発揮した。初打席の2回2死から中堅へ二塁打。4回にも中前安打を放ち、3安打2打点をマーク。岩井隆監督(48)は「不思議な集中力を持っている」と評価。チームは8、9回の2イニングで一挙6得点し、昨夏王者の底力を見せつけた。
 180センチ、84キロ。奈良・生駒ボーイズでは日本代表として世界一を経験。今春の埼玉県大会で2本塁打し、関東大会でも右翼席へたたき込んだ。この日も試合前に「ホームラン7本打ってきます」と冗談を言えるほど、プレッシャーとは無縁だった。

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