プロ志望届をすでに提出している、最速147キロ右腕の瀬田工・小辻鷹仁投手が10奪三振、無失点完投で勝利し、準々決勝進出を決めた。
5球団6人が視察
最速147キロの速球を誇り、初戦から力強い真っすぐをバンバン投げていた小辻鷹仁投手だが、この日は「球速よりもコントロールを重視した。普段の70ぐらい」と話し、出力を抑え気味にして投げ、最速は142キロだった。
それでも変化球を織り交ぜ、「左バッターのインコースのコントロールが良かった」と狙ったところへのコントロールも良く、5回を投げて被安打は2、9個の三振を奪って、いったんライトの守備に就いた。
その後、1点リードの9回に再び登板すると、今度はやや力を入れた球で144キロを記録し、10個目の三振を奪って締めた。最後の三振は「狙っていた」と話した。
この日は5球団6人のスカウトが視察に訪れた。
阪神・畑山統括スカウト:「今日は本来のものではないだろうが、腕の振りに良さがある。丁寧に投げていた。相手の打者を見ながら考えた投球だった。ピンチで力を入れたり、いろんなことができると見せてくれた」
東京ヤクルト・橿渕スカウトグルーブデスク:「力のある速球で押す投手と聞いていたが、変化球を低めに集め、コントロール重視の投球もできるということが分かった」
オリックス・下山スカウト:「先を見据えて、出し切っていない中でこの三振の数は力があるということ。変化球もストライクを入れる能力がある」
ソフトバンク・稲嶺スカウト:「今日は少し抑えめでしたけど、コントロールも悪くないしいい投手です」
球が速いだけでなく、しっかりとしたコントロールや変化球を持つ投手で、気の強さもあり、プロではかなり期待できる投手だと思う。ドラフト4位前後と予想していたが、3位前後にランクを上げたい。高く評価する球団は2位で行くと判断する所もあるかもしれない。

すでにプロ志望届は提出済み。この日は阪神、オリックスなど5球団のスカウトが熱視線を送った。阪神畑山統括スカウトは「丁寧に投げていた。ピンチで力を入れたり、いろんなことができると見せてくれた」と評価。
ヤクルトの橿渕聡スカウトグルーブデスクは「力のある速球で押す投手と聞いていたが、変化球を低めに集め、コントロール重視の投球もできるということが分かった」と評価した。
視察した阪神の畑山統括スカウトは「今日は本来のものではないだろうが、腕の振りに良さがある」と評価。
この日は、阪神や広島など5球団6人のスカウト陣が集結。ソフトバンク・稲嶺スカウトは「今日は少し抑えめでしたけど、コントロールも悪くないしいい投手です」と評価した。
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