センバツ高校野球大会が開幕し、最初の試合で先発した浦和学院の宮城誇南投手が、2安打13奪三振で完封した。
3球団の首脳クラスが評価
宮城誇南投手は初回の1番、2番に対し、この冬に磨いてきたというストレートのキレで勝負を仕掛ける。ストレートのみを投げ続けた。3番打者からは変化球を織り交ぜたものの、高めのストレートで空振りを奪い9回2安打13奪三振で完封、「初戦だったので、とにかくバランスを意識した。真っすぐで空振りを多く取れたのは良かった」と話した。
「まだまだ、これから修正しないといけないところが見つかった。昨年夏負けた悔しさを持ってやってきて、結果につながった。」と話す。昨年夏の甲子園は、雨天で長く順延をして迎えた8月21日に初戦を迎えると、4番手として登板し1回2/3を投げて無失点だったもののチームは日大山形に逆転負けを喫した。
1年生の時から先発して投げていたものの、甲子園で先発できなかった事を悔しがり、下半身やインナーマッスルを徹底的に鍛え、先発として力のある球を投げるとともに、スタミナもついた。
この日は多くの球団のスカウトが視察をしており、各球団の首脳クラスも視察、宮城投手に評価をしている。
東北楽天・後関スカウト部長:「センス的にも投げっぷりでも同型。チェンジアップも楽しみ」(オリックス・宮城投手や千葉ロッテ・小島投手と比較して)
東京ヤクルト・小川GM:「真っすぐはいいと思った。変化球をもっとよく見たい」
オリックス・牧田編成副部長:「今月上旬も見ているが、その時より指の係が良くなって、ベース上が強い」
それぞれ、ストレートの力を評価した。
ドラフト的には大学などに進学して成長してからプロ入りという感じだが、大学に入学してすぐに活躍できる力が十分あると思う。
大会最初の球を投げた宮城投手、大会最後の球も投げている投手となる事を目指す。


宮城が目標とするのは13年選抜優勝投手の先輩・小島和哉(現ロッテ)と、同じ沖縄出身で同姓の宮城大弥(興南高、現オリックス)。2人の高校時代を知る楽天・後関スカウト部長は「センス的にも投げっぷりでも同型。チェンジアップも楽しみ」と高く評価した。


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