花咲徳栄が春季埼玉大会2回戦の庄和戦を戦い、145キロ右腕の金子翔柾投手が5ヶ月ぶりの登板を果たした。また、3番・藤田大清選手が迫力ある打撃を見せた。
昨年から
金子翔柾投手投手は昨年、最速143キロの速球を投げ、夏の大会も先発・リリーフで投げると、秋も埼玉大会準決勝の聖望学園戦で5回コールド3安打7奪三振無失点で完封した。
しかし、秋季関東大会の東海大相模戦では2/3回を投げて4安打を浴び5失点で降板してしまう。力強いストレートは見られず、変化球などで抑えようとしたがそれができない投球で、その試合前のブルペンで腰を痛めていたという。
この投球から5ヶ月、腰痛も完治し、この春は最速145キロを記録したという。この日の庄和戦でも10−0となった5回裏の1イニングに登板し、141キロの力のある球で1回ノーヒット2奪三振に抑えた。「打たれないことを課題にしていた。最初は甘く入ってしまったけど、そこから修正できた。しっかり投げ分けられてよかったです」と話した。
「もう1度、ここに戻ってきた。スピードを求めてやっていて、150キロを目指してやっている。これから抑えてやろうと感じです」と力強く話し、復活の投球を見せた。
またこの日は、3番の藤田大清選手が迫力ある打撃を見せた。初回に痛烈なファースト強襲ヒットを打つと、盗塁も見せた。3回にはライトに痛烈に抜けるタイムリーヒットを打ったが、その前に2球ほど、ライトポール際への痛烈なファウルを打っていた。
ヒットを打ったところで代走を送られ、どこかコンディションの良くない所があるかもしれないが、初回を見た感じでは足も悪くないように見えた。
昨年の関東大会でもこの日と同じ3番ライトで出場していたが、東海大相模を相手に3打数ノーヒット、バントもするなど目立っていなかったが、186cmの左の強打者で、打撃はかなり成長しているように見える。今後、かなり注目される選手になるのと思う。

昨秋、関東大会出場も、初戦、東海大相模戦の試合前のブルペンで腰を痛め、本調子でないまま先発マウンドへ。2/3回を投げ被安打4、失点5(自責4)で降板していた。「自分が投げられなくて悔し勝った。チームに申し訳ない」。気持ちを切り替え、体作りから見直し、筋力アップに励んだ。現在は腰も完治。今春は、最速も145キロを記録した。

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