183cm84kgの右腕投手で最速140キロを記録し、愛知県で好投手と評価されていた南山の木村宗一郎投手が、岡崎西打線に捕まり6回途中10安打9失点し、6回コールドで初戦で姿を消した。
4,5回から力があまり入らなくなった
木村宗一郎投手は183cm84kgの体から、2年生の夏に138キロを記録して注目されるようになった。今大会前までに140キロの大台にも達し、その投球が注目されていた。
初回、制球に苦しんだものの1アウトから2回まで4者連続を含む5つの三振を奪う。もともとカーブ、スライダーを織り交ぜる投球が持ち味で、3回、4回も緩急でピンチを凌いだ。
しかし1−0の5回に下位打線に連打を許すと、タイムリーヒットと3つの内野ゴロで3失点、そして6回には4安打2四球に2つの暴投が絡み4点を失った所で降板した。後続も抑えることができず、1−11でコールド負けとなり、木村投手は5回1/3で10安打8奪三振9失点という内容だった。
昨年夏に左膝に炎症を起こし、悪い状態が続いていたという。この日も「序盤は良かったが、4~5回くらいから力があまり入らなくなった。抜ける感じがあった。速さにも慣れられて合わせられた」と話す。
短い夏が終わってしまった。しかし、木村投手は関西か愛知の大学で野球を続けたいと話す。「真っすぐもコントロールも伸ばしたいし、体力もつけないといけない。もっとトレーニングして、もっと走って」と、頭の中には現在の課題と、将来に向けたプランが駆け巡っていた。
大型右腕投手で可能性が十分あると思う。多くの大学から声がかかっていると思うが、次のステージでどのような投球を見せるか注目したい。


卒業後は関西か愛知の大学で野球を続けたいという。さらなるレベルアップに向け「真っすぐもコントロールも伸ばしたいし、体力もつけないといけない。もっとトレーニングして、もっと走って…」と課題を掲げた。
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