報徳学園が滝川二と練習試合を行い、プロ注目の捕手・堀柊那選手が2試合に出場、視察した11球団のスカウトの前でプレーを見せた。
打撃は課題指摘
堀柊那選手はこの日の第1試合で、滝川二の149キロ右腕・坂井陽翔投手と対戦し、3回2アウト2塁の場面ではライト前にタイムリーヒットを打つなど4打数1安打1打点に1盗塁を記録した。第2試合は1打数ノーヒット2四球で1盗塁だった。
堀選手は「打球の内容はよくなかったが、チャンスでしっかり1本打てて、盗塁もできた。打てなくてもそういった部分では仕事ができたと思う」と話す。この日は肩を見せる機会がなかったが、「二塁送球も安定してきたので問題ない」と話す。
昨年秋は公式戦44試合で18安打、打率.409を記録した。しかし、大角監督は「体は成長したけど、野球はヘタクソになった。このままではしんどい」と厳しい評価をすると、視察した11球団のスカウトからも「外回りのスイングになっていて、タイミングも取れていない。優勝候補になると思うけど、考えて状態を上げていかないといけないね」と指摘があった。
それでも、阪神の熊野スカウトは「大振りしなくても、しっかりシャープなスイングをすれば飛ぶ。ポテンシャルはある。これからも見ていきたい」とポテンシャルを評価する。冬の間に体が大きくなり、その体を野球の試合で使えるようにしていく作業が始まる。センバツで打撃と捕手としての守備がどんな形になっているのか注目したい。

大角健二監督はチームリーダーに「体は成長したけど、野球はヘタクソになった。このままではしんどい」と辛口。「負けん気が出過ぎるので冷静にプレーしてほしい」と注文をつける。ネット裏のあるスカウトは「外回りのスイングになっていて、タイミングも取れていない。優勝候補になると思うけど、考えて状態を上げていかないといけないね」と指摘した。




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