センバツでは東海大菅生の190cm右腕・日當直喜投手が登板し、最速150キロのストレートで2回を無失点に抑えた。視察したスカウトからは持っている素質の高さを評価する声が挙がった。
「将来性の投手」
城東との試合で8回に登板した日當直喜投手は、2回を投げてすべてストレート27球を投げ、球場表示では148キロを、視察をしていたプロのスカウト陣のスピードガンでは150キロを記録した。
全球ストレートは「自分で決めていた」と話し、1安打と2つの四球を許したものの、ストレートでグイグイ押し込んだ。三振は1つとあまり三振を取らない投球もらしさを見せたが、昨年よりも力強さを増した球で相手をねじ伏せた。
この日は侍ジャパンが世界一になった日、その様子も見ていたと思うが、試合後には「楽しかったです。チームの一体感があって勝てたと思う」と、チームの結束での勝利と話した。
この日は12球団のスカウトが視察をしており、下記のように評価をしている。
◯福岡ソフトバンク・宮田関東統括スカウト:「ウチのガンでは150キロが出ていました。計り知れない伸びしろが満載です」
◯東北楽天・後関スカウト部長:「馬力がある。将来性の投手。WBCでも大きくてパワーのある投手が出ていたし、期待できる選手です」
◯横浜DeNA・河原スカウティングディレクター:「球の強さと、190センチの身長から投じる角度が魅力。これから、変化球を交えてどんな投球をするか楽しみ」
◯東京ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク「球は強い。なかなか日本人っぽくない規格外の体形で、楽しみ」
◯北海道日本ハム・大渕GM補佐兼スカウト部長「初めて見たけど、迫力がありますね。変化球を投げるかと思ったんですが保留ですね」
◯阪神・吉野スカウト:「投げっぷりよく投げられる。サイズがあって強いボールがなげられる」
◯広島・尾形スカウト:「馬力もあるし、体もある。フォークも落差があって将来性は素晴らしい」
この日はストレートのみで、変化球の確認はできず、スカウトは継続して視察をすることになると思うが、2026年、またはその次のWBCを感じさせるような高い素質を見せた。





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