報徳学園が健大高崎に勝利、石野蓮授選手は驚異の弾道のホームランを放ち、巨人のスカウトが評価した。堀柊那捕手は相手に盗塁をさせなかった。
昨秋に3連連発など5本塁打
石野蓮授選手は180cmの外野手で、鋭いスイングから強烈な打球を放つ。昨秋は3試合連続ホームランを放つなど、公式戦5本塁打、練習試合も含めると42試合で16本塁打を放っていた。
この春は練習試合で不振が続いた。それでも、元阪神の葛城コーチから体の開きの早さを指摘され、自分のポイントで打つことをアドバイスされると「自分としてやるべきことがわかった」とフルスイングを続けることを心がけ、この甲子園でもそれを続けた。
この日の健大高崎戦は3回にレフト前ヒット、4回にタイムリー2ベースヒットを打つと、8回2アウト3塁の場面で、インコース低めのストレートをスイングし、打球は低い弾道で甲子園のレフトフェンスを越えた。低いライナーで飛び込む驚きのホームランだった。「まずは1点を取ろうと安打を打ちにいってのホームラン。1本出てほっとした。守備に就く時、夢のような感じだった」と話した。
この試合を視察した巨人の岸スカウトは「下級生の頃からいいものを持っていると思っていたが、昨秋に開花した。打球の上がり方が魅力的。広角に長打が打て、それを甲子園で発揮できる勝負強さもある。」と評価した。
強いスイングでパワーでスタンドまで持っていく力がある。ドラフト候補として非常に期待したい選手で、「センバツ記録は3本と聞いたので、4本打ちたい」とこれからのホームランを量産していく。
また、プロ注目の堀柊那捕手はこの日は5打数1安打、自慢の肩は健大高崎が盗塁を仕掛けることをせず、イニング間の二塁送球では鋭く低い送球を見せ、足攻めを封じた。「盗塁をしてこなかったけど、ワンバウンドの変化球を止められたりできたのは良かったかなと思います」と話した。




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