春季高校野球奈良大会の準決勝では、智弁学園が松本大輝選手と中山優月投手が力を見せ、御所実に7回コールド8-1で勝利し決勝に駒を進めた。
松本選手に日本ハムが評価
松本大輝選手は181cm89kgと昨年よりも一回り大きくなった体で、1回2アウトの場面でスライダーをセンター後方の右中間スタンドに運び、高校通算23号のホームランを放った。「すごくいい感触でした。センター方向に打てたのがよかった」と話した。
この日は複数球団が視察をしたが、北海道日本ハムの武部スカウトは「力強いスイング。馬力がある」と評価する。目標はプロ入りで上のレベルで野球をやりたい」と話す。先輩の阪神・前川右京選手を「目標の先輩。」と話し、前川選手から譲られたレガースをつけて打席に立つ。「春に優勝し、夏に甲子園に行く」と、高校での目標を達成し、その先の目標にも歩みをすすめる。
また投げては146キロ右腕・中山優月投手が7回4安打8奪三振1失点の好投を見せた。今年3月に右肘を痛めたが、この日は先発して7回を投げきり復活の投球。「力を入れず、少ない球数で省エネを心がけました。無駄な球がまだあったので、なくさないといけない」と話す。
中山投手も中学と高校の先輩である阪神・村上投手に憧れがあり、中2に冬には中学校のグラウンドで帰省をしていた村上投手と一緒にブルペン投球を行っていたという。「直球のベース上での速さ、勢い、質が全然違いました。その時からあこがれが強くなりました」と話す。
中山選手も甲子園はまだ未出場で、「チャンスはあと1回しかない。重圧のかかる場面で結果を残したいです」と話す。投打の注目選手のいる智弁学園に注目が集まりそうだ。





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