春季高校野球東北大会は、昨年夏の覇者・仙台育英と八戸学院光星が対戦し、八戸学院光星の2年生左腕・洗平比呂投手が9回途中まで2失点の投球で3-2で勝利し優勝した。
2年生投手が殊勲
昨年夏の覇者・仙台育英は準決勝で153キロを記録した湯田統真投手が先発し、7回6安打1失点と好投を見せると、八戸学院光星も2年生で最速147キロに球速を伸ばしている左腕・洗平比呂投手が先発し、3回までノーヒットピッチングを見せる。
4回以降はランナーを背負いながらもピンチになると140キロ台を連発して粘っていく。7回も2アウト2塁のピンチとなるが、空振り三振に斬って取り無失点に抑えた。
8回、継投した仙台育英は2番手の左腕・田中優飛投手が2失点で3点差をつけられる。するとその裏に仙台育英が反撃し1点を奪う。そして洗平投手はなんとか1点に抑えて9回も2アウトを奪ったが、ここで2ベースヒットを浴びて同点のランナーを2塁においた所で降板した。カウント2-2と追い込んでからストレートで勝負したものの、「悔しさと後悔がありました。ストレートで押し切れなかった。スライダーで行けばよかったところで、真っすぐでという欲が出た」と悔しがった。
それでもそのまま3-2でゲームセット、昨夏の覇者に勝利し八戸学院光星が優勝した。
仙台育英も高橋煌稀投手がしっかりと抑えると、9回に左腕の仁田陽翔投手が登板すると最速151キロを記録した。この日も先発で150キロ台を記録した先発の湯田投手は、「ここのスピードガンはちょっと速いので、気にしていない。150キロを投げても打たれるときは打たれる。しっかりコーナーに投げきったり、球の見せ方で無失点に抑えられるようになりたい」と話すなど、この大会の結果を最後の夏につなげる事を誓った。



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