今年の高校生左腕トップクラスと評価される享栄の東松快征投手が今夏初登板し、5回2安打8奪三振無失点の投球を見せた。この日は2球団が視察をしている。
不甲斐ない投球でした
今夏初登板の東松快征投手は初回から3回まではストレートのみを投げたが、旭野高校もしっかりと対応をして2安打を許した。しかし4回からはフォークやスライダーを織り交ぜると、4回、5回で6者連続三振を奪った。
試合後に東松投手は「正直、ふがいない投球でした。圧倒する投球を目指している以上は、バットに当てられている時点で負け。大藤監督からも、このままでは日の丸を背負える投手にはなれないぞと言われました」と話した。
この日は視察は東京ヤクルトと東北楽天のみ、まだ勝ち上がると予想して多くのスカウトは集まらなかったが、東京ヤクルトは編成部長と2人態勢で、東北楽天もマネージャーが視察をした。
東京ヤクルト・伊東編成部長:「春に見たときよりも直球に力強さがあった。楽天の松井裕樹のようなタイプだが、個人的には先発で投げさせてみたい。高校生の左腕の中では非常に上の方の位置づけ」
東北楽天・愛敬アマスカウトグループマネジャー:「切れの前田投手に対して馬力型。高校生の左腕で、これだけ強い球を投げられるのは魅力」
東京ヤクルトはドラフト上位、1位クラスと評価をしていることを示唆した。
7月21日の4回戦では、愛産大工の148キロ右腕・天野京介投手との投げ合いとなりそうで、この試合には多くのスカウトが詰めかける事になりそうだ。


視察した楽天・愛敬アマスカウトグループマネジャーは「切れの前田投手(大阪桐蔭)に対して馬力型。高校生の左腕で、これだけ強い球を投げられるのは魅力」と評価。東松の前田へのライバル意識は強く「甲子園で投げ合いたい。それが一番のモチベーション」と言い切った。

初戦はヤクルトと楽天の2球団が視察した。2人態勢でチェックしたヤクルトの伊東昭光編成部長は「春に見たときよりも直球に力強さがあった。楽天の松井裕樹のようなタイプだが、個人的には先発で投げさせてみたい。高校生の左腕の中では非常に上の方の位置づけ」と高評価した。


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