夏の高校野球三重大会では、海星が昴学園に2-1で勝利した。守り合いとなった接戦で2mエースの増地咲乃介投手が8回途中から登板して勝ちきった。
「大学で4年間頑張ってから」
海星はこの日、背番号10を着けた豊田捷人が先発した。西武でプレーした豊田清投手のおいで、丁寧な投球をする投手で、この日も昴学園打線を7回2/3まで6安打1失点に抑えた。
しかし2-0の試合が8回に1点差に追い上げられ、なおも2アウト1塁の場面で、背番号1を着けた身長200cmの右腕・増地咲乃介投手に繋いだ。増地投手は先頭打者に四球を与えたものの、角度のあるストレートとカーブ、スライダー、ツーシームなどの変化球を織り交ぜ、次の打者を内野フライに打ち取って無失点に抑えた。9回も四球を与えたがノーヒットに抑え、1回1/3を投げてノーヒット無失点の好投を見せた。
増地投手は高身長から138キロの速球を投げ下ろす。父は185cm、母も170cmで、姉も193cmの身長があるという。体重も95kgと恵まれており、プロのスカウトも注目する。しかし増地投手は「まだ能力的にプロに行けるレベルじゃないんで、大学で4年間頑張ってから行きたい。体がデカい分、使い方とかも全然できてない。ここから体の使い方とか、体を大きくしたりして出力を上げていくイメージ」と話し、卒業後は大学に進学し、そこで体に見合った球を投げ、ピッチャーとして成長してからプロ入りを目指す。
まずはこの夏、三重大会を勝ちきって甲子園に立ち、その存在を全国の野球ファンに残したい。

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