【150キロ右腕】東海大相模・福田拓翔投手が復活登板、ソフトバンク「恐らく上位の評価に」

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昨夏の甲子園に出場した東海大相模高校(神奈川)が、春季神奈川県大会の準々決勝で日大高校に10-0、7回コールドで快勝し、関東大会出場が懸かる準決勝に進出した。この試合で、今秋ドラフト上位候補に挙がるエース右腕、福田拓翔投手(3年)が待望の実戦復帰を果たし、福岡ソフトバンクの永井育成編成本部長が高い評価を示した。

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右肘違和感を乗り越え約半年ぶりの実戦復帰!ドラフト上位候補が復活登板

東海大相模高校のプロ注目右腕・福田拓翔投手は、最速150キロを誇るドラフト上位候補として注目される。しかし、今年の2月に右肘に違和感でノースロー期間を過ごすこととなり、春季大会前の侍ジャパンU18日本代表候補強化合宿も辞退していた。

昨秋の関東大会以来、約半年ぶりの公式戦登板となったこの日の春季神奈川県大会準々決勝で、10点リードの7回から救援登板すると、1回を打者3人に対し、1奪三振を含む無安打無失点と完璧に抑え、コールド勝ちを締めくくった。「久しぶりにマウンドに立って楽しく投げられました」と語り、復帰登板の手応えを感じている様子であった。まだ「今日の投球は5割ぐらい」と本調子ではないが怪我は癒え、投げられる状態に戻ったことについて原俊介監督も、「本調子ではないが、投げてみようと。久しぶりにしては四球もなかった。投げられたということで、ひとつ上がった」と復帰への段階が上がったと話した。

ソフトバンク永井本部長も注目!「恐らく上位の評価になる投手」

福田投手の復帰登板には、スタンドのプロスカウトも熱い視線を送った。この日、視察に訪れた福岡ソフトバンクの永井智浩編成育成本部長は、

  • 福岡ソフトバンク・永井智浩編成育成本部長:「見られてよかったです。まだ復帰戦なので、もうちょっと調整して本調子になったらもう1回来ます。投げっぷりは変わっていないので楽しみ。恐らく上位の評価になる投手なのでしっかり見ていきます」

と話し、怪我からの復帰登板ということもあり、今後の状態を注視していく姿勢を示しつつも「恐らく上位の評価になる投手」と改めて高い評価を与えた。

東海大相模からは昨年、藤田琉生投手が春季神奈川大会の後、関東大会で非常に良い投球を見せ、その後、甲子園でも圧倒的な投球を見せてドラフト2位で北海道日本ハムの指名された経緯がある。最速150キロを誇る力強いストレートと、184cm、85kgという恵まれた体格を持つ福田投手も、関東大会に出場すれば、かなり驚きの投球を見せてくれる可能性もある。いずれにしても故障の状態しだいで、焦らずに夏までに良い投球ができるようになれば、ドラフト会議では上位指名ということになりそうだ。

ただし今年は大きな壁がある。夏の甲子園で登板するには、昨秋の明治神宮大会、そして今春のセンバツ高校野球と、2季連続で全国制覇を果たし、絶対的な強さを誇る横浜高校を倒さねばならない。福田投手も、そのライバルである横浜高校の活躍を見て、「ライバルの横浜が秋春と勝って刺激になった」と、強い刺激を受けていたという。

「僕たちもすごく刺激になりましたし、やっぱりここで僕たちが夏に勝ったら本当の神奈川のナンバーワンってずっと思っている。チームでも、打倒横浜を練習から常に口にしてやってきています」と語るように、打倒横浜への強い思いを胸に、チーム全体で練習に取り組んでいる。

怪我からの完全復活を目指し、夏の大会で最大のライバルを倒し、神奈川県の頂点に立つこと。そして甲子園のマウンドで再び投げること。それが、福田拓翔投手の最大の目標である。勝負の夏に向けてどのように状態を上げていくのか注目が集まる。

福田拓翔投手 プロフィール

  • 氏名: 福田 拓翔(ふくだ ひろと)
  • 所属: 東海大相模高校 3年
  • 投打: 右投右打
  • 身長・体重: 184cm・85kg
  • 最速: 150キロ
  • 特徴: ドラフト上位候補の本格派右腕。最速150キロの力強いストレートと恵まれた体格が魅力。昨夏甲子園出場経験あり。怪我からの復活を目指し、打倒横浜を目標に掲げる。
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yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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