東海大相模・福田拓翔投手は最速140キロ、右肘故障から夏に復活を目指す

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春季高校野球関東大会準々決勝では山梨学院と対戦した東海大相模(神奈川)は2-6で敗れ、準決勝進出を逃した。プロ注目の最速150キロ右腕、福田拓翔投手(3年)が先発したものの、昨年の関東大会で見せた力強い球は無く、4回途中8安打4失点と苦しいマウンドとなった。

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不本意な投球に「力不足です」

山梨学院との準々決勝で先発マウンドに上がった福田拓翔投手は、3回2/3を投げ、8安打4失点で降板した。この日の最速は140キロにとどまり、自己最速の150キロには遠く及ばなかった。試合後、福田投手は、「力不足です。自分が変わらなければチームが負けてしまう」と敗戦の責任と悔しさを表した。

福田投手は昨年の関東大会でも登板しており、勢いのある140キロ中盤の速球を投げて注目され、夏の甲子園でもリリーフとして2試合に登板し、角度と威力あるストレートを見せていた。今年のドラフト上位指名の可能性もあるが、3月初めに右肘を痛めて、4月はじめに行なわれた侍ジャパンU18代表候補強化合宿に呼ばれたものの辞退をすると、4月27日の春季高校野球神奈川大会で久々の実戦登板をし、今大会は背番号1をつけてベンチ入りしていた。

今大会では初戦の常総学院戦でも先発をし3回6安打1失点、球速は138キロだった。

原監督「本来の投球ではない」夏に向け完全復活を誓う

東海大相模の原俊介監督はエースの現状について、「本来の投球ではない。まだ復帰してから時間が足りない」と話す。それでも「自信はありますよ」と話し、復活への自信について話した。

福田投手にとって、この関東大会での登板は、自身の現在地と、夏への課題を明確にするものとなったが、最後の夏を迎える7月に向けて1ヶ月でどこまで復活できるのかに注目したい。素質に関しては昨年の時点で十分評価に値するものを見せていたが、その復活の状況と本人の希望でも進路が決まってきそうだ。それについても注目したい。

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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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