高校野球春季静岡大会の準々決勝で、日大三島高校が古豪・静岡商と対戦し、4-1で勝利を収め4強進出を決めた。この試合で、日大三島高校は、2年生大型左腕・佐藤優真投手が公式戦デビューを果たし、9回3安打1失点で完投勝利という見事な投球を見せた。
公式戦デビューで完投勝利!185cm大型左腕が古豪打線を封じる
佐藤優真投手はこの日、春季県大会準々決勝という重要な舞台で、自身にとって高校入学後初めての公式戦マウンドに先発投手として上がった。185cmという恵まれた体格から投げ込む球で、古豪・静岡商業打線を相手に堂々とした投球を見せた。9回を98球で投げ抜き、3安打1失点という内容で完投勝利を飾った。
2回に同点ソロホームランを浴びた際には、「あれで吹っ切れました」と話し、その後は自分の投球に集中し、自分のペースで投げることができたという。6回からはギアを挙げると、6回以降の4イニングをパーフェクトに抑えた。公式戦初登板、初先発での完投勝利という素晴らしいデビュー戦となった佐藤投手は、「緊張した。バックの先輩たちを信じて最後まで投げられた」と話した。
日大三島高校を率いる永田裕治監督も「秘密兵器」と期待する。チームには186cmから148キロの速球を投げるプロ注目右腕の小川秋月投手がいるが、佐藤投手と小川投手でコンビを組ませ、「エースの帝王学」を学ばせているという。県予選前に左肩を痛めていた影響で、春季大会での初登板が遅れていたが、準々決勝で待望の実戦復帰となった。最速142キロだが、この日は137キロを計測。永田監督は、「大収穫。大きく育てたい」と話した。
来年ドラフト候補へ名乗り!夏に向け頼もしい戦力が加入
佐藤投手は2年生であり、この公式戦デビューでの完投勝利は、来年のドラフト候補として今後、注目を集めるニュースとなる。185cmの長身左腕というプロ好みのタイプであり、今後の成長が非常に期待される。夏の甲子園出場を目指す日大三島高校にとって、エース小川投手とともに2年生左腕の佐藤投手が戦力として加わったことは大きい。
これでベスト4入り、準決勝で勝利すれば東海大会進出となる。小川投手がプロのスカウトを集めると思うが、そこで佐藤投手の投球も注目されることだろう。
佐藤優真投手 プロフィール
- 氏名: 佐藤 優真(さとう ゆうま)
- 所属: 日大三島高校 2年
- 投打: 左投
- 身長: 185cm
- 最速: 142キロ
- 特徴: 来年ドラフト候補として注目される2年生大型左腕。最速142キロのストレートが武器。公式戦デビューで完投勝利を挙げるなど、高いポテンシャルを秘める。

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