【夏の高校野球2025】青森県大会の注目選手・・・ドラフト注目度B

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3季連続甲子園出場の青森山田が県内の頂点に君臨し、昨秋は4連覇、春も3年ぶりの頂点に立った。下山大昂、虎谷朔ノ助、菊池統磨の3年生右腕3本柱が強力で、U18代表候補の蝦名翔人が4番を担う。昨夏初のベスト4入りを果たし、今夏はその上を目指す。対抗は秋春と準優勝の八戸学院光星で、久保諒之輔が昨年5本塁打の実績を持つ左のスラッガー。42年ぶりに春の東北大会に出場した青森北、昨夏準優勝の弘前学院聖愛も虎視眈々と頂点を狙う激戦区となりそうだ。

ドラフト注目度:B

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必見:見ないとヤバイ選手(3人)

今年のドラフト会議を意識できる注目の選手たち

久保諒之輔(八戸学院光星)
八戸学院光星の大型外野手で3番打者。180cm89kgの立派な体躯で打席での立ち姿は高校生離れ。角度のいい打球を生み出す左のスラッガー。昨夏の初戦で2本塁打、秋は県で3試合連続本塁打を放った実績を持つ。冬に右手を骨折し春は振るわなかったが、昨年の公式戦で5本塁打の実力者。夏のアーチが期待される。

加藤綾人(木造)
木造の速球派右腕。178cm73kgの体格で、高校から投手を始めた。瞬発力に優れ、立ち幅跳び295cmという脅威のジャンプ力を誇る身体能力の高さを投球に生かす。今春はるか夢球場で最速146キロを計測し、空振りを取れる縦のスライダーも秀逸。

佐藤洸史郎(青森山田)
青森山田の外野手で攻撃的1番打者。175cm72kgの体格で三拍子が揃う。昨秋以降バットがおとなしめだが、昨夏、昨秋ともに県での打率は5割超え。高打率を残す前チームからの主力で、夏の爆発が期待される。甲子園出場経験あり。

ランク 選手名 チーム名 学年 身長/体重 投打 球速 野球太郎 報知 HR 備考
B- 久保諒之輔 八戸学院光星 3 180/89 右左 昨年5本塁打
B- 加藤綾人 木造 3 178/73 右右 146     立ち幅跳び295cm
B- 佐藤洸史郎 青森山田 3 175/72 右右   甲子園経験

楽しみな選手:見て驚くかもしれない選手(8人)

高いポテンシャルを持った選手で、見たら驚くかもしれない選手たち

下山大昂(青森山田)
青森山田の右腕エース。172cm77kgとやや小柄だが、平均球速130キロ後半を1試合通じて保つスタミナが武器。春の県準決勝で弘前学院聖愛を相手に被安打3、99球の高校初完封(マダックス)を達成。2年春から台頭し、センバツ後は先発の役割を担う。甲子園出場経験あり。

蝦名翔人(青森山田)
青森山田の大型内野手で4番打者。182cm88kgの恵まれた体格で、一冬でかなりウエイトアップ。侍ジャパンU18代表候補合宿に招集された逸材で、二塁守備と力強い打撃はまだ伸びしろがある。積極性のある打撃でチームを引っ張る。

工藤佑真(青森北)
青森北の超大型右腕。190cm82kgの恵まれた体格から右スリークォーターで投げ込む。制球力があり、コースを突く投球で試合を作る。42年ぶりの甲子園を目指す。

山内隼希(弘前東)
弘前東の右腕。173cm63kgとやや小柄だが、高い身体能力で回転数の多い速球を投じる。80点満点の体力テストで79点という抜群の運動能力を持ち、マウンドさばきも優れる。春は右指を負傷して未登板だったが、140キロ超のストレートで夏に備える。

伊藤英司(青森山田)
青森山田の大型遊撃手。185cm85kgの長身から力みのないプレーを見せる。ライナー性の当たりの質が良く、試合の流れを変える、また試合を決める印象的な一打でチームを救う。好機で結果を出す勝負強さで前チームから主力を担う。

坪田龍泰(東奥義塾)
東奥義塾の右腕。178cm75kgの体格から140キロ超のストレートと多彩な変化球を操る。春の県大会では右指を負傷したものの、実力は確か。機動力が武器のチームのエースとして期待される。

北口晃大(八戸学院光星・2年)
八戸学院光星の2年生大型右腕。187cm82kgの恵まれた体格を持つ主戦投手。春の県大会は怪我でベンチ外だったが、夏に戻れば投手陣の大きな戦力となる。昨夏初戦2本塁打の久保諒之輔らとともに頂点を狙う。

工藤渉(弘前工)
弘前工のエース右腕。175cm73kgの体格から最速139キロの直球を投げ込む。完投能力があり、葛西大地主将を中心とした守備からリズムを作るチームの大黒柱。秋4位の実績を持つ。

ランク 選手名 チーム名 学年 身長/体重 投打 球速 野球太郎 報知 HR 備考
C+ 下山大昂 青森山田 3 172/77 右右 130  
C+ 蝦名翔人 青森山田 3 182/88 右右 U18代表候補
C+ 工藤佑真 青森北 3 190/82 右右      
C+ 山内隼希 弘前東 3 173/63 右右 140      
C+ 伊藤英司 青森山田 3 185/85 右右    
C+ 坪田龍泰 東奥義塾 3 178/75 右右 140        
C+ 北口晃大 八戸学院光星 2 187/82 右右      
C+ 工藤渉 弘前工 3 175/73 右右 139      

地区の注目選手:地区を代表する注目選手(16人)

地区を代表する好選手、チームを率いて勝利に貢献する

芹川丈治(弘前学院聖愛)
弘前学院聖愛のエース左腕。177cm75kgで、1年夏から経験を積む。130キロ台前半のストレートとツーシーム、スライダーなどを制球良く投げ分ける。投球フォームのバランスが良く荒れることがない技巧派。春の県準々決勝では被安打4、99球でマダックスを達成。昨夏準優勝からのリベンジを誓う。

神騎士(青森北)
青森北のエース右腕。176cm70kgの体格から強気な投球を見せる。球の伸びが良く、力みのない投球フォームが特徴。42年ぶりの春季東北大会出場に貢献し、1983年以来42年ぶりの甲子園を目指す。

虎谷朔ノ助(青森山田)
青森山田の右腕。175cm73kgの体格から球威のあるストレートを投げ込む。センバツまでは先発として活躍し、3年生投手陣の一角として3季連続の甲子園に貢献。甲子園出場経験あり。

菊池統磨(青森山田)
青森山田の変則右腕。173cm70kgの体格から独特のフォームで打者のタイミングを外す。中継ぎで目先を変える役割から、センバツ後はリリーフとして活躍。3年生投手陣の一角として継投策を支える。甲子園出場経験あり。

田口壱大(八戸工大一)
八戸工大一の正捕手。173cm79kgの体格で、昨年までの内野手から転向。コンタクト率の高い打力が魅力で、1打席目から安打を出せる集中力が抜群。勝負強さもある頼もしい3番打者として、1年秋から中軸を担う。上小路桂吾、青木倫太郎をリードして守り勝つ。

赤田叶真(青森北)
青森北の遊撃手。168cm60kgと小柄だが、身のこなしとグラブさばきが良く守備範囲が広い。一塁駆け抜け4秒を切る俊足で、打撃ではミート力があり三振が少ない1番打者。42年ぶりの春季東北大会出場の立役者で、緊迫した場面での好守が光る。下北半島出身で一人暮らしをしながら野球に打ち込む。

ランク 選手名 チーム名 学年 身長/体重 投打 球速 野球太郎 報知 HR 備考
C 芹川丈治 弘前学院聖愛 3 177/75 左左 130  
C+ 神騎士 青森北 3 176/70 右右   42年ぶり春東北大会
C+ 虎谷朔ノ助 青森山田 3 175/73 右右     甲子園経験
C+ 菊池統磨 青森山田 3 173/70 右右     変則
C+ 上小路桂吾 八戸工大一 3 165/68 右右   右サイド
C+ 田口壱大 八戸工大一 3 173/79 右右  
C+ 赤田叶真 青森北 3 168/60 右右 一塁駆け抜け4秒切る
C+ 松尾駿 八戸工大二 3 173/68 右右    
C+ 葛西大地 弘前工 3 171/59 右右     主将
C+ 平澤亮河 青森山田 3 172/75 右右      
C+ 山上春人 八戸学院光星 3 178/80 右右     主将
C+ 光田昌太郎 八戸学院光星 3 170/68 右左     打率.389
C+ 今大雅 弘前学院聖愛 3 181/78 右右      
C 伊藤大星 八戸聖ウルスラ学院 3 175/64 左左 110     超軟投派
C+ 敦賀伊吹 八戸西 3 180/78 右右     二刀流、主将
C+ 川久保昂直 青森山田 2 175/70 左左        

参考雑誌:野球太郎、報知(報知高校野球)、HR(ホームラン)

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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