静清の145キロ大型左腕・内藤優央投手の夏終わる、巨人・ソフトバンクスカウト視察し「将来性がある」

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全国高校野球選手権静岡大会では、今春のセンバツに出場した常葉大菊川が静清に7-2で勝利した。静清のエース・内藤優央投手(3年)と、常葉大菊川のエース・大村昂輝投手(3年)のプロ注目左腕投手対決が実現したが、内藤投手は4回途中6失点と振るわず、チームは初戦で姿を消した。試合後、内藤投手は進路について明言を避けたが、視察したソフトバンクのスカウトはその将来性を高く評価した。

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プロ注目左腕・内藤投手、悔しい6失点「自分が打たれて負けた」

「やりきれない。自分が打たれて負けた」。試合後、内藤優央投手は涙こそ見せなかったものの、悔しさを滲ませた。今春の県予選で8回19奪三振の快投を見せ、一躍ドラフト候補として注目を集めた左腕。しかし、この日は最速145キロを誇るストレートも136キロにとどまり、4回0/3を投げ6安打4四死球6失点でマウンドを降りた。2回に3失点したものの、3回、4回は無失点に踏ん張ったが、5回に四球と2連打を浴びた。「バットに当たれば打たれるし、完敗でした」と、相手打線に脱帽した。

春の県大会後に背中に違和感を覚え、5月中旬からは実戦から遠ざかっていた。6日の1回戦でようやく復帰登板を果たしたばかり。万全ではない状態だったが、長田仁志監督は「今できることを精いっぱいやってくれた。尻上がりに良くなっていた。いいボールを投げていた」とエースの健闘を称えた。

巨人・ソフトバンクが視察、ソフトバンクスカウト「将来性がある」

そのポテンシャルに、プロのスカウトも注目している。この日のマウンドには、巨人と福岡ソフトバンクのスカウトが視察に訪れた。福岡ソフトバンクの宮田善久スカウトは、その将来性を高く評価した。

福岡ソフトバンク・宮田善久スカウト:「将来性がある」

試合後、内藤投手は今後の進路について「周りと相談します」と話し、大学進学かプロ志望かについては明言をしなかった。185cmから145キロの速球を投げる左腕投手として注目されるが、最後の春から夏にかけての状態をどのように自己判断し、どのような決断をするのかを待ちたい。

常葉大菊川・大村投手は8回2失点の力投、センバツの雪辱誓う

一方、エース対決を制した常葉大菊川の大村昂輝投手は、8回を投げ7安打2失点(自責1)、無四球と持ち味の制球力を存分に発揮した。「自分としてはそこそこの内容でしたが、まず試合を作るという意味で、自分のやるべきことはできた」と、力強く語った。

春夏連続の甲子園出場を目指すチームにとって、この勝利は大きい。センバツでは延長の末にサヨナラ負けを喫しており、「あのステージに戻って、今度こそやり切りたい」と、聖地での雪辱を誓う。「チームを勝たせるピッチングをしていきたい」と、エースとしての自覚を胸に、次戦へ向かう。

内藤優央投手 プロフィール

  • 氏名:内藤 優央(ないとう まお)
  • 所属:静清高校(3年)
  • ポジション:投手
  • 投打:左投左打
  • 身長:184cm
  • 主な特徴や実績:最速145キロを誇るプロ注目の左腕。2025年夏の静岡大会2回戦で敗退するも、巨人、ソフトバンクのスカウトが視察。ソフトバンク・宮田スカウトから「将来性がある」と評価される。今春の県予選では8回19奪三振を記録。背中の違和感を乗り越え、夏の大会に臨んだ。

大村昂輝投手 プロフィール

  • 氏名:大村 昂輝(おおむら こうき)
  • 所属:常葉大学附属菊川高校(3年)
  • ポジション:投手
  • 投打:左投左打
  • 主な特徴や実績:2025年春のセンバツ出場エース。夏の静岡大会2回戦で、プロ注目の静清・内藤投手と投げ合い、8回2失点の好投で勝利。抜群の制球力が持ち味。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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