日星・中西創大選手は最初で最後の夏に「意地で打った」マルチ安打、プロスカウト注目しプロ志望を表明

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全国高校野球選手権京都大会は3回戦で日星が龍谷大平安に1-4で敗れ、3回戦で姿を消した。プロ注目の遊撃手・中西創大内野手(3年)は、チーム唯一のマルチ安打を放つなど意地を見せたが、自身にとって最初で最後の夏を終え、プロ野球の舞台を目指す。

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転入経て掴んだ最後の夏「仲間のために意地で打った」

一度は野球が嫌いになりかけた。中西創大選手は生まれ育った舞鶴を離れ、岐阜県の高校へ進学。しかし、全寮制の環境が合わず、野球から心が離れかけた。そんな時、舞鶴市の実家から通える日星高校へ転入。両親の献身的なサポートもあり、野球の楽しさを思い出した。

高野連の規定により、今春が公式戦デビュー。そして迎えた、最初で最後の夏だった。この日はチーム唯一のマルチ安打を記録。特に9回2死から放った内野安打は、「転入してきた自分を受け入れてくれた仲間のために意地で打った」という、感謝の気持ちが込められていた。

試合後、泣かないと決めていたが、「試合に出られなかった3年生に申し訳ない」と涙があふれた。それでも、「これまでやってきたことは間違いではなかった」と、仲間と戦い抜いた日々を胸に刻んだ。

父の中(あたる)さん(41)は、「独り立ちしてもらいたくて岐阜に送り出したけど、創大には今の環境が合ってたんでしょうね」と、息子の決断を尊重し、その成長を見守ってきた。母の亜紀子さん(41)も、「昔から負けず嫌いで諦めようとしない、創大らしさが詰まったヒットが9回に見られて良かった。今後も変わらず全力でサポートしていきます」と、息子の成長に目を細めた。

プロ志望を表明「グラブさばきで魅了できる選手に」

この日、ネット裏には複数球団のスカウトが熱視線を送っていた。試合後、中西選手はプロ志望届を提出する意向を表明。「育成でプロ1本。守備が自分武器だと思っているので、グラブさばきで魅了できる選手になりたい」と力強く語った。

遠投110mの強肩で投手としても143キロを記録する。高校通算も12発以上を放ち、50m6.2秒も足もある。身体能力の高い遊撃手として、ドラフト会議では下位、育成ドラフトでの指名が予想される。

中西創大選手 プロフィール

  • 氏名:中西 創大(なかにし そうた)
  • 所属:日星高校(3年)
  • ポジション:内野手
  • 投打:右投右打
  • 主な特徴や実績:プロ注目の遊撃手。2025年夏の京都大会3回戦でチーム唯一のマルチ安打を記録。一度野球から離れかけるも、日星高校に転入し野球を再開。卒業後はプロ志望届を提出する意向。守備力を武器とする。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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