金足農の吉田大輝投手が7安打完封で連覇王手、中日スカウト「完成度が高く勝てる投手」と絶賛

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全国高校野球選手権秋田大会は準決勝が行われ、昨夏代表の金足農業が強豪・明桜に1-0で勝利し、2年連続の決勝進出を決めた。オリックス・吉田輝星投手を兄に持つエースの吉田大輝投手(3年)が、7安打を浴びながらも要所を締め、111球の熱投で完封勝利。ネット裏に集結した巨人、中日など6球団のスカウトの前で、大一番での勝負強さを見せつけた。

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兄から贈られたグラブで111球熱投「今大会で一番良かった」

「泉君は秋田でナンバーワン左腕。絶対に投げ合いになるので、負けられないと思った」。その言葉通り明桜の泉琉偉投手と投げ合いを演じた。吉田大輝投手は気迫のこもったピッチングで県内屈指の明桜打線に立ち向かった。この日最速144キロを計測したストレートを軸に、チェンジアップ、カットボールを織り交ぜ、7安打を浴びながらも無四球で完封。「低めに球を集めることができた。球の質はこの大会で一番良かった」と、胸を張った。

9回2死二塁、最後の打者を投ゴロに打ち取ると、4月の誕生日に兄・輝星投手からプレゼントされた「天下」の刺繍入りグラブでがっちりとボールを掴み、勝利の雄叫びを上げた。

春の県大会で0-5で敗れた相手への雪辱を果たした。「明桜 圧倒して甲子園」。春の雪辱を誓い、チームは練習場のホワイトボードにそう記して、この一戦に臨んできた。春の敗戦で5回途中5失点と悔しい思いをした後輩投手から「大輝さん、頼んだよ」とバトンを託された吉田投手は、「命をかけて勝ちにいく」と宣言し、見事にその期待に応えた、チームを同校史上初となる夏の甲子園連覇へ、あと1勝と迫る決勝の舞台へと導いた。

中日スカウト「完成度が高くて、勝てる投手」と高評価

その勝負強い投球に、プロのスカウトも高い評価を与えた。この日、ネット裏には巨人、中日など6球団のスカウトが集結。中日のスカウトが評価をしている。

中日・岡野スカウト:「完成度が高くて、勝てる投手」

強くて回転の良いストレートを、しっかりとコーナーに投げることができる。そしてそれは、ピンチになればなるほど、ここぞという時に気迫とともにより精度が高まるように感じさせる。これは兄・吉田輝星投手が金農旋風の時に見せた感覚と似ている。そしてマウンド上での雄叫び、白いマウスピースなど、見れば見るほど兄のイメージと重なってくる。

そしてそれはドラフト会議に向けたプロ側の評価も、重なってくるのではないかと思う。兄はプロ志望をするか悩んで決めた所もあるが、プロ入り後はやや苦労した所もあり、大輝投手の進路の決断も注目されるが、プロ志望届を提出した場合は3位前後で指名されてもおかしくないと思う。

旋風再び

8回には主将の二塁手・佐藤晃真選手(3年)が同点を阻止する好守備を見せるなど、チーム一丸となって掴んだ勝利。チーム全体に活気があり、守備でもファインプレーを連発するチームとなっており、2018年に巻き起こした「金農旋風」の雰囲気を持っている。

「お世話になった人たちに感謝を込めて絶対優勝したい」。決勝の相手は、創部2年目で初の決勝進出を果たした鹿角と対戦する。

吉田大輝投手 プロフィール

  • 氏名:吉田 大輝(よしだ たいき)
  • 生年月日:2007年4月23日
  • 出身地:秋田県潟上市
  • 経歴:天王ヴィクトリーズ(小1) – 天王中学校(軟式野球部) – 金足農業高校(3年)
  • 投打:右投右打
  • 身長・体重:179cm・85kg
  • ポジション:投手
  • 主な特徴や実績:オリックス・吉田輝星投手を兄に持つ最速146キロ右腕。2025年夏の秋田大会準決勝で強豪・明桜を相手に7安打無四球完封勝利。中日など6球団のスカウトが視察し、高い評価を受ける。金足農業では1年秋からエースナンバー。昨夏、エースとして甲子園出場。
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昨夏王者の金足農が明桜とのライバル対決を制し、決勝進出を決めた。
この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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