明徳義塾の一塁到達3秒88・藤森海斗捕手が池崎投手とバッテリー復活で好投引き出す

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全国高校野球選手権高知大会は、明徳義塾が土佐に10-3で7回コールド勝ちした。外野手として侍ジャパンU18代表候補強化合宿に参加した藤森海斗選手(3年)が、一塁到達タイム3.88秒という驚異の俊足でチームの勝利に貢献。今夏は捕手として、ともにU18代表候補の池崎安侍朗投手(3年)とのバッテリーを組み、甲子園への道を駆け上がっていく。

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一塁到達3.88秒「自分のアピールポイントになる」

藤森海斗選手はこの日、2打数無安打だったものの、2四球で出塁すると足で存在感を示した。3回1死二、三塁の場面で二塁走者として、味方のタイムリー三塁打で生還。その際、前の三塁走者を追い越さんばかりの快足を見せつけた。一塁到達タイムでは驚異の3.88秒を記録する。

もともと「足には自信がなかった」という。中学卒業時の50メートル走は7秒2。しかし、明徳義塾での走り込みで才能が開花。現在のタイムは5秒9と、プロの俊足選手にも引けを取らないレベルにまで成長した。その目標は、2学年先輩でロッテで活躍する寺地隆成捕手だ。「寺地さんはプレーもそうですが、負けず嫌いなところが印象的で、こういう気持ちの強さがないとプロは無理だなと。自分も負けず嫌いなところがあるんで、いつか同じようにプロで活躍できる選手になりたいです」と話し、プロ入りし高卒2年目でオールスターにも出場をする偉大な先輩を追う。

エース池崎との復活バッテリー、馬淵監督も「相性が良い」

この日はエース・池崎安侍朗投手が快投を見せた。2-3と勝ち越された直後の3回2死一、三塁のピンチで2番手としてマウンドに上がると、後続を三ゴロに打ち取り、その後は4回1/3をノーヒットに抑える完璧なリリーフを見せた。その好投を支えたのが、藤森選手だった。「真っすぐがいいから、それ中心で行こうと言ってくれて。藤森とは信頼し合っている」と、池崎投手は全幅の信頼を寄せる。

もともと二人はバッテリーを組んでいたが、2年時には、大きな期待を寄せられている里山楓馬選手が入学してきたことで藤森選手は外野手へ転向。した。しかし、「捕手をやりたい気持ちはずっと持っていたので。外野で守りながら、配球を考えたりしていた」と、外から野球を見ることで新たな視点を養うと、「外の球を逆方向に打たれることが多かった。自分が捕手に戻ったら、内角をもっと攻めようと」と話し、3年生になると池崎投手の要望もあってバッテリーを再結成。この日も内角を強気に攻め、土佐打線を封じ込めた。名将・馬淵史郎監督も、「池崎と藤森は配球面で相性が良いんやろうね」と、そのコンビネーションに目を細めた。

「ここからも一戦必勝で、一つずつ勝っていきたい」と池崎投手。絶対的エースは、頼れる女房役とともに、再び聖地を目指す。

藤森海斗選手 プロフィール

  • 氏名:藤森 海斗(ふじもり かいと)
  • 所属:明徳義塾高校(3年)
  • ポジション:捕手
  • 投打:右投左打
  • 主な特徴や実績:「走れる捕手」として注目される。一塁到達タイムは3.88秒、50メートル走は5秒9を記録。中学卒業時の7秒2から大幅にタイムを縮めた。2学年先輩のロッテ・寺地隆成捕手を目標とする。

池崎安侍朗投手 プロフィール

  • 氏名:池崎 安侍朗(いけざき あんじろう)
  • 所属:明徳義塾高校(3年)
  • ポジション:投手
  • 投打:左投左打
  • 主な特徴や実績:明徳義塾のエース。2025年夏の高知大会2回戦でリリーフ登板し、4回1/3を無安打無失点の快投。藤森海斗捕手とのバッテリーでチームを牽引する。
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明徳義塾が土佐を10―3(7回コールド)で撃破した。明徳義塾の正捕手・藤森海斗(3年)は、2打数無安打に終わるも、2四球を選んでチームの勝利に貢献した。
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明徳義塾が土佐を10―3の7回コールドで下し、準決勝へ駒を進めた。2番手で登板した池崎安侍朗(3年)が、4回1/3をノーヒットで無失点と、快投を見せた。
この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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