全国高校野球選手権愛知大会は準々決勝が行われ、杜若が豊橋中央に敗れ、ベスト4進出はならなかった。プロ注目のエース右腕・長塚陽太投手(3年)は8回途中12安打6失点と悔しい結果に終わったが、今大会4試合15回1/3を投げて無四死球という抜群の制球力を見せ、ネット裏に集結した阪神などNPB5球団のスカウトにその制球力をアピールした。
プロ注目右腕、12安打浴びるも四死球はゼロ
プロ各球団のスカウトが集結する中、杜若のエース・長塚陽太投手がマウンドに上がった。しかし、この日は豊橋中央打線に捕まり、8回途中で12本のヒットを浴び6失点。チームも準々決勝で姿を消すこととなった。
悔しい結果に終わったが、その投球内容は光るものがあった。この日も四死球はゼロ。今大会は4試合、計15回1/3を投げて与えた四球・死球は一つもない。抜群のコントロールで試合を作り、その安定感は大きな魅力だ。この日の最速は142キロを計測した。
阪神は4人態勢で視察
その将来性に、プロのスカウトも熱い視線を送っている。この日、バックネット裏には阪神が4人態勢で視察するなど、NPB5球団のスカウトが集結した。
スカウトのコメントはなかったものの、183cm86kgの体から投げる角度のあるストレート、そして高い制球力は確実に評価されているものと見られ、ドラフト会議での指名は有力になっていると思われる。多くの右腕投手の中で順位付けられて行くことになり、ドラフト下位、または育成ドラフトでの指名と予想されるが、球団によって、4位くらいの高い順位でも欲しいという評価ポイントを持っているのではないかと思う。
長塚投手は、マウンドだけでなくバットでも魅力のある選手だ。今大会の初戦・昭和戦では満塁本塁打を放つなど、その高い野球センスとパワーを持っている。今後、進路の判断を注視したい。
長塚陽太投手 プロフィール
- 氏名:長塚 陽太(ながつか ようた)
- 所属:杜若高校(3年)
- ポジション:投手
- 投打:右投
- 主な特徴や実績:プロ注目の右腕。2025年夏の愛知大会では4試合15回1/3を投げ無四死球と、抜群の制球力が光る。準々決勝で敗退するも、阪神などNPB5球団が視察。初戦では満塁本塁打を放つなど打撃も魅力。



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