第56回明治神宮野球大会は15日に2回戦が行われ、花巻東(東北)が崇徳(中国)を3-1で下し、4年ぶりのベスト4進出を決めた。来秋のドラフト候補で、元巨人・古城茂幸氏(49)の次男である主将の古城大翔内野手(2年)が、木製バットで高校通算25号となる先制ソロ本塁打を放った。OB・大谷翔平選手のMVP受賞に花を添える祝砲で、視察したスカウト陣にも強烈なインパクトを与えた。
大谷翔平MVPを祝う、木製バットでの先制弾
偉大な先輩の偉業に、後輩がバットで応えた。0-0で迎えた6回2死、花巻東の4番・古城大翔選手は、崇徳のプロ注目左腕・徳丸凜空投手の内角直球を強振。背中にバットが届くほどのマン振りから放たれた打球は、左中間スタンドへ突き刺さる先制ソロ本塁打となった。
「金属バットだと軽く当てただけでも飛んでしまう。体全体を使って打てば必ず飛ぶ」と、昨年11月から木製バットでの練習を続けるスラッガー。全国の舞台ではこれが初アーチとなり、高校通算25号、木製では21号となるホームランに「かなり良いスイングができた。手応えがすごく良かった」と胸を張った。
前日にはOBのドジャース・大谷翔平選手が3年連続4度目のMVPを受賞。「翔平さんと同じユニホームを着てプレーできていることを誇りに思う。自分も近づけたらいいな、という思いが日に日に強くなっています」と、最大級の敬意と刺激を受けていた。
元巨人の父・茂幸氏も「すごいな」と驚き
この日は、今季まで巨人の内野守備走塁コーチを務めた父・茂幸氏も一塁側応援席から声援を送っていた。プロ通算9本塁打の父は、息子の豪快な一発に「びっくりしました。すごいなと。僕じゃ無理ですね」と、目を丸くして称賛した。
父から「信念を持ってやることを忘れるな」と背中を押された新主将。1年夏から3季連続で甲子園を経験するなど、着実に成長を遂げている。
巨人スカウトも絶賛「右のサードで面白い」
182cm90kgの恵まれた体格から放たれる打球に、ネット裏のスカウトも熱視線を送った。
巨人・斉藤スカウト:「木製バットで左中間までもっていけるのはすごい。守りでも、動けて肩も良い。右のサードで面白い選手」
横浜DeNA・河原スカウト:「体も締まって動きもよくなった。あれだけスイングスピードが速く、飛ばせる能力がある選手はなかなかいない」
投げてはエース左腕の萬谷堅心投手(2年)が1失点完投勝利。投打の柱が活躍した花巻東が、2021年以来の4強進出を果たした。「勝つことが最優先」と語る主将・古城選手が、チームを初の秋の日本一へ導く。
古城 大翔 プロフィール
- 氏名:古城 大翔(ふるき だいと)
- 所属:花巻東高校 2年
- 出身:神奈川県横浜市
- ポジション:内野手
- 投打:右投右打ち
- 身長・体重:182cm・90kg
- 主な特徴や実績:2026年ドラフト候補。高校通算25本塁打(木製で21本)。花巻東の新主将で4番・三塁手。元巨人の古城茂幸氏を父に持つ。神宮大会初戦で先制ソロ本塁打を放った。

httpss://hochi.news/articles/20251115-OHT1T51171.html
httpss://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2025/11/16/kiji/20251116s00001002024000c.html
httpss://www.sanspo.com/article/20251115-VETNU3QHEBK6VMPK7N4MWZGQLI/
httpss://www.sanspo.com/article/20251115-OBMJRHCCQBEJFHSZMKCGIULHLY/
httpss://www.daily.co.jp/baseball/2025/11/16/0019710516.shtml
httpss://hochi.news/articles/20251115-OHT1T51049.html






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