和歌山県の高校野球、智弁和歌山が君臨し、西川遥輝選手や岡田俊哉投手などをプロに送り出しているが2010年の西川選手以降、プロ野球選手が出ていない。出身の選手では2013年に東北楽天のドラフト4位・浜矢広大投手が日高中津分校出身だが、有望選手が大阪や奈良など他県の高校に進む事も多く、苦戦が続いている。その中で今年は注目されるスラッガー候補がおり、ドラフト注目度はB。
地区
少数精鋭で育てる智弁和歌山が毎年優勝候補に挙げられる。昨年夏は市和歌山、秋は箕島が優勝したものの、春は智弁和歌山が制し力を見せる。しかし抜き出ているチームは無く、日高中津、市和歌山、箕島、和歌山東などで激戦が予想される。
組合せでは日高中津がいきなり初芝橋本と対戦する。日高中津の垣内監督は今年で引退を表明したが、最後の夏は初戦から山が訪れる。
智弁和歌山のブロックには市和歌山が入り勝ち進めば準々決勝で対戦する。
注目選手
初芝橋本の黒瀬健太選手は高校通算95本塁打を記録、練習試合では5打数5本塁打なども記録し、福岡ソフトバンクも注目するなど高校屈指のスラッガーとして注目される。初戦で日高中津と対戦する事もあり、12日はプロのスカウトが大勢集まるだろう。
智弁和歌山には山本龍河選手がいる。2年生のセンバツで明徳義塾の岸潤一郎投手からホームランを放つなどパンチ力十分。こちらもプロ注目。
その他の注目選手
智弁和歌山は選手の層が厚く中尾泰輔選手なども好選手。また左腕の斎藤祐太投手もキレのある140km/hの速球を投げ安定感がある。
橋本の米田知弘投手は抜群の野球センスがあり、投げても140km/hを記録しているという。また紀央館の久保和馬捕手はセカンドまでのスローイングが1.92秒を記録しプロも注目する強肩捕手。
和歌山東の津森宥紀投手は143km/hを記録するサイドハンドで、県屈指の速球投手。
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