2017年新人王予想(パリーグ編)

ルーキーニュース

2016年の新人王予想では、セリーグは東京ヤクルト原樹理投手、パリーグは埼玉西武・多和田真三郎投手と予想しましたが、結果はセリーグが阪神の高山俊選手、パリーグが北海道日本ハムの高梨裕稔投手となり、両リーグとも外しました。懲りずに今年の新人王も予想してみます。

パリーグ

福岡ソフトバンクの田中正義投手、千葉ロッテの佐々木千隼投手、オリックスの山岡泰輔投手がパリーグに集まり、高いレベルでの新人王争いが予想される。

大本命の田中正義投手は大学3年生の状態であれば、先発して10勝は固かったと思う。しかし昨年の肩の故障、そして秋の復帰後の登板を見てもやや苦しいところがある。故障が付きまとう投手でもあり、1年間を通して投げられるかどうかがポイントとなってくる。一方、佐々木千隼投手はスカウトの中でも1年目から勝てる投手として評価が高く、即戦力なら佐々木という評価だった。150キロクラスの球もあり、昨年、菅野智之投手に並ぶ53イニング連続無失点、さらにチームを明治神宮大会準優勝に導くという実績も十分。それに昨年は春、日米大学野球、秋とフル回転し1年間を投げるスタミナも十分。スリークォーターからの変化球が甘めに行かず低めに抑え続けられれば、新人王の本命だろう。

山岡泰輔投手は球威では田中投手、佐々木投手より落ちる。しかし、武器となるスライダーがあり、社会人野球で高いレベルの中で結果を残してきた実績も十分。それでも社会人で絶対的エースという感じではなく、1年間フル回転というところもまだ見えていない。

チーム状況では山岡投手と佐々木投手は1軍ローテーション入りは固いと思う。ソフトバンクは即戦力選手の獲得は久しぶりで、もしかするとチームも工藤監督も肩の状態を考慮して、シーズン前半は1軍の戦力としては考えていないかもしれない。ただし後半に先発陣が疲れが見えたときに1軍で登板し、1か月に5勝前後を挙げる爆発力があるし、それを援護する打線がある。千葉ロッテとオリックスは主軸選手が抜けた事もあり、打線の援護という点でやや劣るか。

この他の候補としては、オリックス・黒木優太投手、小林慶祐投手、東北楽天・池田隆英投手、菅原秀投手、森原康平投手、埼玉西武・中塚駿太投手、千葉ロッテ・酒居知史投手、北海道日本ハム・高良一輝投手が挙げられる。このうち先発候補は黒木投手、小林投手、池田投手、菅原投手、酒居投手、高良投手で、中塚投手はリリーフから実績を積んでいく感じか。

黒木投手は150キロの力のある球があり、コントロールなども悪くない。ただし東都2部で投げていたことや、その2部で優勝をできなかった事など、細かい所で粗さがあるかもしれない。小林投手は長身から投げ下ろす力のある球とフォークボールがある。ただ日本生命でエースにはなれず、もう少し完成度が必要かもしれない。池田投手は実績はまだ少なく、育てていくと思う。高良投手は故障の影響がどの程度か。この中で有力なのは酒居投手、2段モーションの指摘がなければ、山岡投手と肩を並べるくらいの力がある。菅原投手はフォークボールがあり、昨年の高梨投手のように先発ではまってくるかもしれない。東北楽天ではチャンスも多そうだ。

野手では東北楽天の田中和基選手、埼玉西武・源田壮亮選手、鈴木将平選手、北海道日本ハム・石井一成選手、森山恵佑選手が候補だが、いずれも打撃ではまだプロの1軍で活躍するレベルではないと思われる。また守備では源田選手は西武の課題であるショートの候補として入ってくる可能性があるものの、外崎選手、鬼崎選手、永江選手、呉選手など競争は激しい。

ということでパリーグの新人王は

本命:田中正義(ソフトバンク)

対抗:佐々木千隼(千葉ロッテ)、酒居知史(千葉ロッテ)、山岡泰輔(オリックス)

大穴:菅原秀(東北楽天)、高良一輝(日本ハム)、黒木優太(オリックス)、小林慶祐(オリックス)

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