横浜DeNAのキャンプでは、ライブBPがスタートし、ドラフト4位ルーキーの石上泰輝選手は、左投手から逆方向にレフト方向に、チーム1号となるホームランを放った。
強打の遊撃手
東洋大で強肩強打の内野手として注目された石上泰輝選手、ドラフト会議では4位で指名された。ドラフト当日は北海道日本ハムに1位で指名された細野晴希投手の会見が終わったタイミングで指名され、壇上で突然の指名に東洋大のナイン全員で喜ぶ姿が見られた。
また、DeNAではドラフト1位の外野手・度会隆輝選手が大きく注目され、ドラフト4位の石上選手はそれほど注目をされていなかった。キャンプでは牧選手に「石上君はもっとアピールした方がいい」とアドバイスされるほど。しかし、この日は度会選手が2打数ノーヒットだったのに対し、石上選手は左投手から逆方向へのホームラン、チーム第1号となり、主役となった。
対戦した左腕の石川投手の真ん中高めのストレートを、逆方向へと強く弾き返し、打球はレフトスタンドに飛び込んだ。「真っすぐに合わせて振った。逆方向に打ったのは初めて」と話し、大学時代から成長していると話した。
50m6.0秒の俊足と遠投120mの強肩で、ショートやサードの候補として期待されている。ショートは大和選手や京田選手という実績のある選手と、2019年ドラフト1位の森敬斗選手、2年目の林選手などでポジションを争うが、「アピールできるところでは、していきたい」としっかりとアピールした。
今年のドラフト会議では、明治大の宗山塁選手が注目され、遊撃手の固定ができていないDeNAもドラフト指名候補にあげてくる可能性があるが、これらの遊撃手の候補の中で台頭し、ショートはこの選手で大丈夫という状態になれば、ドラフト1位指名は他のポジションの選手に指名が移ることにもなる。チームのためにも石上選手の成長が大きな影響を与える。
1年目から成績を残す活躍を期待したい。




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