阪神のドラフト1位の岩貞祐太投手が1軍登板、ドラフト1位で1軍未出場はあと4人に

阪神ルーキーニュース

 阪神のドラフト1位ルーキー、岩貞祐太投手が昨日の広島戦で先発した。4回4失点というほろ苦いデビューとなったが、これでドラフト1位選手は12球団で8人が1軍に登場した。

ほろ苦デビュー

 岩貞投手は昨年のドラフトで阪神が1位指名したが、大瀬良大地投手、柿田裕太投手に次ぐ外れ外れ1位の指名だった。キャンプ途中から1軍入りするなど期待が高まったものの、左肘に痛みを訴えて長期離脱をしていた。

 先月行われたフレッシュオールスターで1回をノーヒット1奪三振と完璧なピッチングを見せて首脳陣の評価を挙げると、この日、満を持しての1軍初登板初先発を迎えた。

 初球にワンバウンドを投げるなど緊張状態だった岩貞投手は、いきなりランナー2人を背負った。それでもエルドレッド選手を三振に斬って取り持ち直すかとみられたが、続く打者のセンターへの飛球を伊藤隼太選手が捕球できずに2失点、その後もタイムリーを浴びて初回で3失点を喫してしまう。

 2回は四球と2ベースでランナーを貯めたものの2三振で切り抜け、3回は3者凡退を持ちなおしたように見えた。しかし4回に先頭打者に3ベースヒットを浴びた後にホームに返されて1失点、4回を投げて5安打4奪三振4失点(自責点3)という1軍デビューとなった。

 

ドラフト1位で1軍出場は9人に

 岩貞投手が出場し、これでドラフト1位ルーキーは8人が1軍に登場している。その内、千葉ロッテの石川歩投手、巨人の小林誠司捕手、広島の大瀬良大地投手は開幕からずっと1軍に在籍している。また、東北楽天の松井裕樹投手とオリックスの吉田一将投手は開幕は1軍で迎えたがその後2軍に降格、そして夏前に再び1軍に昇格している。

 中日の鈴木翔太投手は地元の試合で1軍で登板をしており、埼玉西武の森友哉選手は2軍で素晴らしい打撃成績を残して1軍に昇格すると、1軍でも代打で活躍を見せた。

 ここまで1軍に出場していないのは、横浜DeNA・柿田裕太投手、東京ヤクルト・杉浦稔大投手、福岡ソフトバンク・加治屋蓮投手、北海道日本ハムの渡辺諒選手の4人。その内、杉浦投手、加治屋投手は故障のためリハビリからのスタートとなった。柿田投手は故障のあと2軍で登板をしているが、好調と不調の差が激しく1軍昇格が伸びている。

 渡辺諒選手はシーズン序盤からファームの試合に出場し活躍を見せていたが、右踵腓靱帯の断裂で長期離脱となった。

 とにかくケガを引っ張ってプロで活躍するのは難しい。ドラフト1位で期待されて、というあせりはあるかもしれないが、逆にドラフト1位選手にはある程度の時間ももらえるはずだ。ケガを完全に直して、評価されている素質を見せられるようにすることが大切だと思う。

 

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