阪神は、ドラフト6位ルーキー・中野拓夢選手の先制打と、ドラフト1位ルーキー・佐藤輝明選手の2ランホームランで広島に快勝した。
ルーキーコンビ
中野拓夢選手は三菱自動車岡崎出身のルーキーで、2019年冬のアジアウインターリーグでは26安打を放ち、NPBの若手や台湾プロ野球選手もいる中で最多安打を記録した。
この日は2回、2アウト1,2塁の場面で打席に立つと、16イニング無失点を継続していた広島・森下投手からライト前に運び、2塁ランナーの佐藤輝選手がホームインし先制点を挙げた。「すごい自信になりましたし、こういう投手を打っていかないと、スタメンで出る機会もないと思う。これからもエース級のいい投手を打てるように準備していきたい」と話した。
そして阪神は4回、ノーアウトランナー1塁で打席に入った佐藤輝明選手が、森下投手のカーブを捉えてライトスタンドに運び、2ランホームランとなった。「甲子園で打てて、一番よかった。うれしいです。打った瞬間、いくかなと思いました」と話し、今季4号、甲子園での初ホームランを喜んだ。
ドラフト1位と6位のルーキーコンビの活躍で勝利した阪神、矢野監督も中野選手について、「初めて対戦するピッチャーばかりだけど、速い球でも変化球でも対応力もある」と評価する。
佐藤選手はもちろんのこと、社会人野球の安打製造機だった近本選手がルーキー時代に活躍し、この中野選手の活躍が注目されることによって、社会人野球の打者の評価が更に上がっていく事を期待したい。
矢野監督は「初めて対戦するピッチャーばかりだけど、速い球でも変化球でも対応力もある」と評価。遊撃では初失策を犯したが「どんどん(長所を)伸ばしていってくれたら、もっともっと面白くなる」と期待した。
白球が夜空を舞う。佐藤輝が放った甲子園第1号は難敵を打ち砕く放物線となり、右翼席へ吸い込まれた。虎がやられ続けてきた森下を、ドラ1が撃破。本拠地初のお立ち台で声を弾ませた。
「甲子園で打てて、一番よかった。うれしいです。打った瞬間、『いくかな』と思いました」
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