大谷世代がルーキーとして社会人野球も活性化

石倉嵩也, 小原大樹

昨年のドラフト会議は、大学4年生の候補が大谷翔平選手、藤浪晋太郎投手の世代で、田中正義投手、柳裕也投手など同世代の投手が注目された。その中で社会人野球に進んだ大谷世代が、社会人野球を活性化させる。

社会人野球ルーキー

藤浪晋太郎投手は阪神で、高校卒ルーキーながら1年目から10勝を挙げ新人特別賞を受賞した。そして北海道日本ハムの大谷翔平投手は、二刀流として球界を代表する選手となり、プロ野球を活性化させた。

その流れが社会人野球でも期待できる。社会人野球に進む大谷世代選手としては、日本通運の生田目翼投手、東京ガスの笹川晃平選手、JR東日本の佐藤拓也選手、Honda鈴鹿の松本桃太郎選手などが挙げられ、社会人野球でも1年目から活躍が期待される。

日本製紙石巻・小原投手

その中で慶応大から日本製紙石巻に進む小原大樹投手は、花巻東で大谷投手ともに、左のエースとして活躍した投手だった。しかし大学時代は4年間で24試合2勝3敗止まりで、目標としていた大学日本一も果たせなかった。それでも大谷選手がプロでどんどん成長する姿をみて、小原投手も球速は146キロを記録し成長を見せた。

日本製紙石巻入りが決定した小原投手は「まずはフィジカルを鍛え直す。150キロを出したい。勝つためには必要な数字」と話す。大谷選手が昨年、日本一を経験した。小原投手も「日本一しか考えていません」と話し、社会人野球の日本一である、都市対抗、日本選手権の優勝を目標とした。

JR東日本東北・石倉投手

また、高校2年夏の甲子園で、大谷投手が腰痛などで本調子ではなかったものの、小原・大谷の花巻東に勝利した帝京高、その試合でリリーフして5回1/3を4安打6奪三振2失点と好投し勝利投手となったのが左腕・石倉嵩也投手だった。

石倉投手は東洋大に進むものの左肩を痛め、3年秋には一度は学生コーチとなっていた。しかし4年春にリーグ戦で登板すると3勝を挙げ主力投手の活躍を見せた。その好投により社会人のJR東日本東北から声がかかり、社会人野球でプレーできることが決まった。石倉投手は「実績がない自分を採用していただいた。何とかチームに貢献したい。上のレベルでやる以上、都市対抗優勝を目指してやる」と話した。

他にも日本生命に進む高橋拓巳投手、Hondaに進む齋藤友貴哉投手(ともに桐蔭横浜大)や、日本新薬に進む岩本喜照投手(九共大)など、好投手が社会人野球デビューをする。1年目から活躍をして、来年のドラフト上位候補として帰ってきてほしい。

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卒業後、大谷はプロの道を選び、小原は慶大に進学した。当初掲げた「大学日本一」こそかなわなかったが、大谷の活躍に刺激を受けた大学4年間で、直球の最速は146キロまで上昇した。「まずはフィジカルを鍛え直す。150キロを出したい。勝つためには必要な数字」と意気込む

3年秋が終わった後は学生コーチを務めたが、4年春に初勝利から一気に3勝を挙げて自らの進路を切り開いた。「実績がない自分を採用していただいた。何とかチームに貢献したい。上のレベルでやる以上、都市対抗優勝を目指してやる」と息巻いた。


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