都市対抗に出場する西部ガス、エースの高椋俊平投手は、九州地区2次予選で自己最速を更新する150キロを記録、九国大のエースがパワーアップして全国の舞台に上がる。
九国大の大エース
高椋俊平投手は九州国際大時代に、1年生の秋から3勝をあげると、2年春には4勝を挙げてMVP、3年秋には防御率0.82で防御率1位を記録、3勝0敗とリーグを代表するエースとして活躍をしている。
大学野球選手権にも2度出場しているが、大学時代は急速は140キロ前後が多かったが、ストレートで勝負してくる強気な投手という印象だった。2018年はプロ志望届を出さずに西部ガスに進んでいる。
昨年は社会人野球の壁に阻まれ、大学時代には打ち取ることができていた変化球を、簡単に見逃され、140キロ前半のストレートを弾き返された。しかし、「こういう球を打たれるのか」と感覚が身につくと、徐々に結果を残すようになった。
そして今年、都市対抗九州地区2次予選では、苅田ビクトリーズ戦で12奪三振完封、宮崎梅田学園戦でも9回2アウトまでを投げて1失点の好投、その試合で最速150キロを記録し、大きく成長したことを実感した。
高椋投手は、「フォームを見直し、トレーニングをしたことがよかった」と話す。今年は春に新型コロナウイルスの影響で主な大会がなくなり、フォームを見直す時間、トレーニングをする時間を作ることができた。今年、大学生の投手が秋までに大きく成長を見せた投手がいるが、高椋投手も同じように成長を見せた。
社会人野球の舞台での全国大会にも出場する。そこで150キロの威力ある球を投げることができれば、来年1年間、スカウトが注目する投手となる。

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