社会人野球の都市対抗野球大会が開幕し、昨年覇者のENEOSがバイタルネットに10-3で勝利した。注目の度会隆輝選手はこの日は5打数1安打、試合終盤には両足がつって交代した。
「めちゃめちゃ力んでる」
昨年、この舞台で4本のホームランを放ち、橋戸賞、若獅子賞、打撃賞などを総なめにした度会隆輝選手だったが、この日のバイタルネット戦では5打数1安打だった。
「目に見えない力みがあったと思う。めちゃくちゃもったいない」と話した。3回の第2打席で空振り三振したときに右足の付け根がつり、それを気にしながらプレーするな中で終盤には両足のハムストリングがつりって9回に交代した。
試合前には父の博文氏に「お前らしく、力まないでやれ」と声をかけられて臨んだ試合だったが、度会選手は「力んでしまいましたね」と話し、大久保監督も「めちゃくちゃ調子いいが、めちゃくちゃ力んでいる。次回に期待したい」と話した。「悔しいのひと言。フル出場したかった。今年初めて足をつりました」と反省をしていた。
それでも5回にはライト前ヒットでチャンスを拡大させ、6回には1アウト満塁の場面でショートゴロで1打点を挙げた。大久保監督も「満塁で打点を挙げたし、仕事はしてくれている。」と評価した。中日・小山スカウトは「守備や走塁でもしっかりとレベルアップできている」と評価した。
昨年王者で、あれだけの活躍を見せた事は今年はプレッシャーになるし、今年はプロ入りという夢を叶えるタイミングとしてもプレッシャーを感じていると思う。昨年のような大爆発は見られないかもしれないが、それでも何かやってくれそうな感じがする。度会選手というはそういう期待をさせる選手としてもドラフト1位級と言える。


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