CSの戦いを迎える横浜DeNAが、ENEOSと練習試合を行った。ドラフト会議で上位指名が予想される度会隆輝選手は1番で出場しサードを守った。
今永投手、大貫投手、伊勢投手などと対戦
CSで登板が予定されているDeNAの主力投手との対戦となった度会隆輝選手は、負けない打撃を見せた。第1打席は左のエース・今永投手と対戦し、初球からスイングをかける。148キロのストレートを強い打球で打ち返しもショートゴロとなった。
第2打席は大貫投手との対戦、138キロのストレートを痛烈に打ち返したものの、再びショートゴロになると、第3打席も137キロの球をうまく逆方向に打ったが、サード・宮崎選手へのライナーとなった。第4打席まで大貫投手との登板となったが、143キロのストレートにつまらされファールフライに倒れた。
第6打席は8回、リリーフエースの伊勢投手のストレートをセンター前に弾き返し、蛯名選手が突っ込んだものの捕れずに度会選手は二塁まで進んだ。そして第7打席は左腕・石川投手の143キロのストレートをこれまた強い打球で弾き返したが、センター・桑原選手へのライナーだった。
この日は変則試合となり中盤からは1イニング6アウトまで行われ、度会選手は7回打席に立って1安打に倒れた。しかし、横浜高校時代に見せたような広角に打つ打撃に、あの頃よりも打球の強さが強くなったところを見せた。またサードの守備でも2度の守備を無難にさばき、スローイングも安定していた。4回からは今の定位置であるライトの守備についた。
「一流の投手と対戦できて凄くいい経験。いい当たりが(野手の)正面に飛んだりしたけど、タイムリーも出てよかった」と話す度会選手。横浜高校時代に天才的な打撃を見せ、高校卒の社会人1年目ですぐに結果を出すと、2年目には圧倒的な爆発力で都市対抗本戦4本塁打という離れ業を見せた。今年こそアピールの機会は少なかったが、プロ野球で十分やっていけると視察したスカウトも、そして何より自分自身が自信をつけた試合になったのではないかと思う。
「憧れの場所で、自分の目標。評価を頂いてプロに行けたらいい」と話す。ドラフト会議では1位か2位で指名されそうで、どの球団が指名をしてくるのか注目される。


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