2度の指名漏れから3度目の正直、NTT東日本・野口泰司捕手

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NTT東日本の野口泰司捕手、その実力はすでに多くのスカウトに認められているはずだ。

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捕手として基礎から

野口泰司選手は栄徳高校でプロ志望届を提出したが指名されず、名城大では大学でも屈指の強肩強打の捕手として注目されるようになった。しかし大学でもプロ志望届を提出したが、ドラフト会議では名前が呼ばれなかった。

これによってここまでの自信は過信だったと気持ちを入れ替え、「今まで積み上げたプライドは捨てて、ゼロから始めよう」と、地元にも強豪社会人チームが多かったが、関東の強豪・NTT東日本へ進んだ。

チームでは上田捕手の指導により、力任せだったスローイングを、下半身で投げるようにして自然に肩が出るように、1日150球の投げ込みを行って1から作り直した。2年目の今年は正捕手として任せられるようになり、持ち前の打撃でも主軸を担った。

打撃では侍ジャパンU23代表でも4番を任された。強化合宿では大学代表からホームランを放つなど力を見せたが、W杯では4番をうち続けたものの思うような結果を出せなかった。

社会人捕手では日本生命の石伊雄太捕手の評価が高い。打撃では石伊選手のほうがクセがなく評価されているのだろう。しかし、野口選手もやはり社会人の4番たる風格が打席にあり、落合選手のように構えた打撃からレフトに強烈なホームランを放つ。

ドラフト会議では上位指名という評価は聞こえてこないし、逆にこれだけの素質の高さが下位で指名するのを躊躇させる可能性もなくはないが、強打の捕手がプロでどれだけやれるのか見てみたい思いは強い。

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yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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