東都大学リーグでは国学院大vs青山学院大の試合が行われ、国学院大は3回途中から4年生の栃谷弘貴投手が登板すると、延長11回までの8回2/3を投げて、6安打1失点9奪三振と好投を見せた。
最後の野球人生かも
栃谷弘貴投手は183cmの右腕投手で、球速は140km/h前後が多い。しかし1試合を通して低めに球を投げ続けられ、カットボールやツーシームなど動く球を駆使して、安定感のある投球を見せる。
この日も得意の動くボールで9つの三振を奪い、ロングリリーフを苦にせずに好投しチームの勝利に貢献した。
栃谷投手はいわゆる野球エリートではなく、都立小山台から一般入試で国学院大に入学して野球部に入部をした。そして現在も「社会人でも野球を続けたいが、声が掛からない。」と話す。そして「最後の野球人生かもしれないので、吹っ切れてやれています」と話した。
動くボールを駆使する投手は、高校生や大学生では評価されにくい。社会人野球で結果を残して評価される事が多く、できれば社会人での投球を見てみたい。この日の投球が、社会人でも野球ができる道につながれば最高だ。そして社会人ではストレートの力を増して、その上も視野に入れてほしい。
3回途中から8回2/3を1失点。「練習を積んできたので自信はある」というカットボールとツーシームを武器に9三振を奪い、延長11回まで投げきった。都小山台から一般入試で入学。今春センバツに出場した母校を甲子園で応援して刺激を受けた。「社会人でも野球を続けたいが、声が掛からない。最後かもしれないので思い切りやるだけ」と最後の秋に臨んでいる。
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